先日、不動産屋に行ってきました。
不動産屋なんて大学生活を開始する時に一度行ったきりで、しかもあの時は大学入学ということでピークシーズンであり店側が提示した物件をまわって決めるという、極めてシンプルなものでした。しかも親が一緒でしたし。
この歳にして初めて一人で不動産屋に行ったわけですが、短時間のうちに不動産屋における流れがわかったような気がしました。
今回はフォレントから物件の問い合わせをして、その流れで不動産屋を訪問しました。メールで対応してくれた担当は不在で、別の人間が担当になりました。そして、「ネットや雑誌には基本的には古い情報、つまりいつまでたっても借り手がつかない物件が多い」と言われ、更には問い合わせた物件の内見を遠まわしに遠慮させるような流れに持っていかれました。
んでまぁ他の物件を探すわけですが、でかいファイルを渡されて担当と一緒にペラペラめくりながら物件情報を見ていくという、極めて時代遅れ的なアナログ作業をしました。予算などあきらかにオレの希望に適合しない物件が数多く含まれていて、非常に効率が悪かったです。PCでの検索がデフォルトとなっているこの時代に、不動産屋ではこれがデフォルトなんでしょうか?
そんなこんなで時間が過ぎていき、最終的には途中から出てきた「主任クラス」から新築の分譲賃貸マンションを勧められていました。確かに物件はよさそうで、新築ですから設備的にも文句ありません。予算的にはギリギリですが、無理すれば何とかというレベル。
しかし勢いに押されるわけにもいかないので、ひとまず「今日は時間がありませんので、資料を持って帰って検討させていただき、内見などはまた連絡します」として店を出ました。
このことを会社の人間に話してみたら、皆一様に「それが不動産屋の基本パターン」と言いました。ネットなどの情報は基本的に釣り餌か本当に人気のないものであり、とにかく来店させてあとは店側が主導権を握って勧めていく、と。
今回のオレの失敗は、
・予算などを正直に申告してしまった。
不動産屋は予算上限ギリギリの物件を勧めてくるので、基本的に最初に提示する予算は上限より少し少なめに申告したほうが後々の流れが楽になる。
・自己の希望がうまく伝えられなかった。
最初にマンションタイプを希望したことで、防音性を重視しているのかと思われた。そこから担当の検索対象は分譲賃貸タイプのマンションに絞られてしまった。オレとしてはそこまでこだわるものでもなく、広さなどバランスを重視したかったので、その点でズレが生じた。
・終始受け身になりすぎていた。
最初だから仕方ないのかも知れないが、流れを完全に持っていかれてしまった。特に後半に「主任」が登場して次から次へと流れるように事を運んでいく様は、ただ見ているしかなかった。
こんな感じです。
とりあえずこの不動産屋から今日までに2回電話がかかってきていますが、とりあえずスルーしてます。
( ´ Д `)
あんまり不動産屋に付き合っても仕方がありませんので、今後は内見する物件を決めうちして訪問しようと思ってます。「オレはこの物件が見たい。あとオススメあればそれも見せてよ。あんまり時間ないから、サクサクやってね」という感じで。
オレの場合はいま実家から通勤していて、特に大きな問題があるわけではないですから、焦って決める必要はまったくありません。まぁ性格的に根気強く粘れないので変な物件で落ち着いてしまうという最悪のオチもありえますが、それだけは避けたいところです。