トゥームレイダー生誕10周年ということで、初代トゥームがリメイクされたもの。正確にいえば、「LEGEND」のエンジンを使用したものになります。
 初代トゥームが好きなオレなので迷うことなく360版を予約買いしたわけですが、実際のプレイはカメラ写真関係に時間をとられたこともあり、殆ど進んでいませんでした。ここ数日ようやくまとまった時間を割けたので、日記にも落としておきます。
 進行としては、ペルー、ギリシャをクリアし、現在エジプトの「カームーンのオベリスク」をクリアしたところです。中盤まっただ中といったところでしょうか。
 プレイ開始前は、「初代を新しいエンジンで忠実にリメイクしたもの」と勝手に思っていたのですが、遊び始めてすぐに「確かに舞台は一緒だが、中身は殆ど別物」という印象を持ちました。マップからして違いますし、そこに載せられているギミック類もオリジナルとは異なっています。初代の舞台を使って新作を作った、と言った方がしっくりきますね。
 オリジナルに忠実なものを期待していたので少々肩すかしをくらった感じでしたが、序盤のペルーを終えギリシャに入ったころから、初代がどうといった邪念は消えました。
 ここ数作のトゥームをやっていなかったので追加されたアクション要素がどの程度新しいものなのか不明ではありますが、初代と比べて異なる点として、「掴まる動作の増加」と「グラップリング」があります。
 「掴まる動作の増加」は、例えばいま掴まっている場所から横や後ろ方向にジャンプして別の出っ張りに掴まったり、棒やロープに掴まったりするもので、掴まりながら移動して進んでいくというトゥームの基本的な部分が大幅にボリュームアップされています。これはいわばこれまでのアクションからの発展系とも言え、違和感なく組み込まれています。遊ぶ方としましても、ステージをくまなく観察して解法・進行のきっかけとなるものを探すというトゥームらしい要素に回帰することが出来、歓迎すべきものであると思いました。
 「グラップリング」は、ステージ上にある箇所にワイヤーを投げつけ、壁走りやブランコのような動作をするものになります。また応用として、投げつけたあと対象物を引っ張って変化を起こさせるというギミックもあります。
 あと基本的な部分になりますが、ララの操作系・移動系が異なっていて、一番顕著なのはジャンプの仕方でしょうか。勿論ジャンプボタンを押すという事は変わっていないのですが、初代では大ジャンプをするとき、「縁ぎりぎりまで進んでそこから一回バックステップし、その距離から走りジャンプ」というのがありました。これは基本中の基本のアクションで、これをマスターしていないと序盤すら攻略できなかったでしょう。
 今作では、まずバックステップが無くなりました。十時キー下を押すと、ふつうにララが手前方向に走ってしまいます。なので上記のアクションは無くなっています。大ジャンプは他のアクションゲーム同様、タイミングによるものとなっています。それほどシビアでは無いので問題にはなりませんが、如実に変わった一つの例として挙げられます。
 このバックステップが無くなった点に代表されるように、初代トゥームのやや独特だった操作系は、今作では殆どなくなりました。トゥームらしいクセも残ってはいますが、大筋の部分で昨今のアクションゲームらしい感じになっており、懐かしさという点ではやや寂しい気もします。
 グラフィックの部分は、360にしてはそれほど綺麗ではなく、少々残念ではあります。PS2版がベースなんでしょうかね。どこか無理矢理HD映像にした感があります。処理がモタついている部分もあり、PC版にしておいた方が良かったかな、とも思いました。PC版は以下記事参照。

 サウンドは、初代トゥームのあのテーマサウンドが使われており、ファンとしてはうれしい限りです。
( `.∀´)
 とりあえず、クリアまで頑張ってみたいと思います。言うまでもなく死にまくりですが、今作はリスポーンポイントがややこまめにあるのが救いです。

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