警備員時代の同僚たちと、新東京サーキットにてレンタルカートを楽しんできました。半年ぶりのレンタルカートで、新東京は計4回目です。総勢10人が参加しました。(半年前のは日記更新サボってたので日記に落ちてないですね)
毎回説明をしてくれるオジさん(オーナーか?)、さすがに我々の顔を覚えてきたようで、「あぁ皆さんもうお分かりですね」と。前回からの変更点として、レンタルカートの車体フレームを新しくし、それによってタイムが以前のものと比べて1秒/周くらい速くなるでしょうとのこと。そう言われてみると、確かにフレームはキレイで新しそうに見えます。
新東京サーキットのエンジョイレースは、フリー走行(15分)→タイムアタック(10分)→予選(5周)→決勝(10周)という流れで進行します。
さてマシンに乗り込むぞ…あれ、ケツが入らない!! 参ったぞ…。とりあえず半ケツ状態でコースに出て何とか走っていると、オジさんがピットレーンからオレを手招きしています。従ってピットに戻ると、コチラのマシンに乗ってみて下さいと。どれどれと乗り込んでみると、今度はスッポリとケツが収まりました。有り難うございます。ちなみにこの時まで知らなかったのですが、カートのバケットシートは上からではなく横から乗り込むものだったのですね。
コースに戻りフリー走行をこなして一旦休憩。たいして攻めたわけではないんですが、妙な気持ち悪さが。前回ほどでは無かったのですが、この胃がシャッフルされる感じはカート特有のものですね。割とフラフラです。
タイムアタック開始。間隔を置いてピットから放出され、まずはアウトラップ。ポイントを抑える感じで攻めてみる…あ、あれ、全然グリップしねー! 滑り多発の危なっかしい走り。そう、ここでオレはタイヤが冷えたことによるグリップの低下を実感しました。今までのカート経験のなかで、ここまでタイヤのグリップ変化を体感したことは無かったですね。だいぶ違うと思いますが、F1におけるタイヤの役割・特性がほんの少しわかった気がしましたw。
アウトラップを終えアタック開始直後のラップも、まだ多少滑る感覚が残る走り。それでも何とか攻めつつ乗り切りました。このラップ、何と51秒166。いきなり、オレが今まで新東京で出したことのないタイムが出ました。一瞬計測ミスかとも思いましたが、次のラップ(から通常のグリップ感)では52秒台前半。うーん、今日のオレは結構速い!?
このあと、51秒後半〜52秒前半くらいを刻むラップで周回して、タイムアタックを終了。結局1周目のタイムがオレのベストタイムで、コレが10人中2位のタイム。ちなみに最速は50秒776。51秒台はオレの他にも2人。
この結果を踏まえて、予選。オレ、フロントロー。が、スタート大失敗。スタートシグナルを勘違いして、全然別の場所を凝視していました。慣れないフロントローはこれだから困りますw。 順位を最後方近くまで下げたオレ。出遅れたロスは大きく死ぬ気でアタックしてもメリットは少ないので、無難に走って上位陣のミスを待つ作戦をとりました。上位は色気持って走ってますから、回ってくれるヤツが絶対にいるんですよねw。今日もやはり回ってくれるヤツがあらわれ、終わってみれば5番手でフィニッシュ。これが決勝のグリッドになります。
決勝開始。今度はスタートタイミングは普通でしたが、体重差で後ろの軽いヤツには交わされてしまいます。コレはもう仕方ありません。
奇数グリッドは1コーナーに対して内側なので、ほぼインベタに近いラインでインを保守。レコードラインからは大きく外れてますけど、決勝ではそんな事言ってられません。脱出スピードを犠牲にしてでも、相手のラインを塞がねば。
2コーナーもインベタに近いライン。ここで一台交わしました。このあたりのオレ、マジバトルモードでしたw。
3コーナーで前車がイン・イン・アウトに近いライン。対してオレはアウト・イン・インみたいなラインをとって、コーナー出口でラインがクロスしてオレが前に。そのすぐ後に4コーナーがあって、外側にいるオレの方がライン的には不利。なのですが、相手の脱出スピードが思いのほか遅く、オレはレコードラインから少し外れるくらいで普通に曲がれました。
これで多少落ち着くかなと思いきや、どうやら前の前のヤツが随分と遅いみたいで、前のヤツは抜きたいんだけどどうするかと手を焼いている感じ。7コーナーで前前のヤツが一気に減速。落とし過ぎだろー。前のヤツは目の前でそれをやられているわけで、どうしようもなく同じく大きく減速。ライン的に二台はインベタでアウトが空いていたので、思い切って外から二台に被せる形に持っていくオレ。脱出スピードはオレの方が上で、そのまま抜くことができました。
そのままストレートで一周目終了。電光掲示板に、オレの番号が3位の場所に表示されています。おおお、表彰台圏内だっ!!!
この後は、ミスなく走ることに終始。前がだいぶ離れているので、クリアラップに近い状態で非常に走りやすかったです。ペース的にはオレを含め上位3人が51秒台〜52秒前半。対して4番手以降は52秒後半のペース。後ろを気にする必要も無かったのです。
残り2周。周回遅れなヤツが近づいてきました。彼は自分が遅いことを十分承知していて、ちゃんとラインを譲ってくれます。そんな彼にオレが追いつきまして、彼は先行ってくれーという合図を出してくれました。うーし、ありがとう、じゃお先に…とインを貰おうとしたところで、えええ、オレ、回ってしまいました。あああ。しかも悪いことに、進行方向とは逆にマシンが向いたまま止まってしまいました。ううう。ここで、2コーナーから4番手のヤツが来ました。止まっているオレを見ても、ラインを一向に変えようとしません。おいおい、それじゃオレが動けないだろ!! この彼が通り過ぎるのを待って、オレ始動。幸い5番手とは離れているみたいでホッとするも、前はもうだいぶ先。あと2周じゃどうしようもない…。
結局この4番手のままフィニッシュ。終盤になって集中力が欠けてしまいましたね。
さて、長々と書いてしまいましたけど…それだけ今日のレースは面白かったということですw。新東京では毎回体重差に泣いているオレが、なぜ今回こんなに健闘できたのかと考えてみたのですが、レンタルカートはどうしてもマシンの性能差に若干のバラつきがあると思いますが、今日のオレはアタリを引いたとしか言い様が無いですね。前回と変わらないコースレイアウトで、いきなり上達するわけ無いですからね。相性という点もありそうですけど。
タイムアタックでの51秒166は、予選・決勝でも更新できませんでした。ひょっとしたら、グリップが落ちている状態で多少滑らせた方が、オレの走行スタイルには合っているのかも知れないですね。とは言え、あのタイヤの感覚は危なっかしくて仕方ありませんので、予選・決勝のアウトラップの時は、F1のフォーメーションラップのように蛇行運転してましたよ。
4月の大和但馬屋カートオフに、今回までの経験が多少でも活かせればと思ってます。CITY KARTの方が新東京よりも体重差がラップタイムに与える影響は少ないと思われるので、上位に食い込みたいですね。まぁタイムアタックでcandoさんが速すぎたら、candoマシンにウェイトを載せるしかないですねw。
あ、新東京のHPからコース図をリンクさせようかと思いましたが、コース図が現実のコースとあまり似てないので貼るのをやめました。想像で読んで下されば。
4度目の新東京サーキット