今年はWRCの観戦メモでも書いてみようと思います。まぁ後で振り返りたいけれど映像観るの面倒だなという時の為用です。
 まずは第一戦のモンテカルロ。丸々一ヶ月遅れですが…。
( `.∀´)
◎Rd.1 モナコ・モンテカルロ
 ターマック(舗装路)だけれども至る所にアイスバーンがあるようなコースコンディション。
 初日。SS1は一番手のローブ(シトロエン)がいきなり速いタイムを出し、後続に大差をつけてトップに。というか他の連中が遅すぎ。これはタイヤ選択の違いが大きかったようで、ローブは内側にスタッドのあるタイヤを選択。これに対しグロンホルム(フォード)やスバル勢は路面コンディションの読みが外れてしまい、特にスバルの2台などはドライタイヤを履いてしまって勝負にならず。SS2もローブが2位以下に30秒の差をつけ首位。2位にパニッツィ(RBシュコダ)。以下グロンホルム、ガリ(三菱)。更に30秒以上離されてアトキンソン(スバル)など。ちなみに三菱は今年はワークス参戦しておらず、ガリはプライベータとして三菱からクルマを借りての参戦らしいです。
 SS3は中止。SS4とSS5もローブの快走が続き、2位グロンホルムには1分以上の差。以下パニッツィ、アトキンソン、ガルデマイスター(プジョー)、ストール(プジョー)。ガリはSS4で脱落してしまったようです。
 そしてSS6。なんとローブがコースアウト。しかもコースに戻れず、痛恨の+5分ペナルティ。これを尻目にグロンホルムは無理せず走り、首位に。結局ローブは積算タイムでトップから3分43秒差の8位に後退。優勝には絶望的な差。グロンホルムは2位以下に1分20秒以上の差をつけ余裕の首位。以下アトキンソン、ガルデマイスター、パニッツィ、ストール。これで初日終了。
 なお初日の帰路の途中でPソルベルグ(スバル)がエンジントラブルでリタイア。今回は全く良いところなく姿を消しました。
 二日目。同じプジョーのガルデマイスターとストールが競り合う形でともに好調。差はわずかながらアトキンソンなどを抑えSS7で2、3位に。
 SS8とSS9は上位陣に変化はなし。サラザン(スバル)が乾いた路面で本領発揮で5位に浮上。そしてローブはミスありつつも好タイムで6位まで上がってきました。
 SS10でもローブの猛追はとまらず、スバル勢を抜いて4位に。この時点で3位ガルデマイスターとは42.7秒の差。さぁここからどこまで詰めるか。首位グロンホルムは2位に2分以上の差をつけもはやクルーズモード。
 SS11は中止。SS12は名物チュリニ峠(らしいです)。上って下っての行程で下りは凍結路面という恐ろしさ。なので牛歩のような速度でも滑って回りまくり。クレイジーなコースですね。ここでもローブがトップタイムで、3位ストールに32.8秒差まで詰め寄ってきました。ここで二日目は終了。
 三日目。首位グロンホルムは2位に2分以上の差をつけており、大きなミスでもしない限り首位は揺るぎそうになく、注目はローブの追い上げのみになってきました。SS13でローブはまたもトップタイム。追われる3位ストールはそれより17秒遅いタイム。積算での差は15.8秒に。追われているストールにもはや余裕はありません。
 SS14。ストールのペースは伸びません。一方ローブは好調で、差は一気に3.8秒に。続くSS15。ローブはトップタイム。対するストールは30秒遅れで順位入れ替えとなり、ついにローブが3位に浮上。2位ガルデマイスターとは14.5秒の差。
 SS16とSS17ではガルデマイスターが踏ん張り、何とかローブの猛追を凌ぎました。その差は6.2秒。
 最終のSS18。さすがにガルデも疲れたか、ペースが一気に落ちてしまいついにローブに抜かれてしまいました。最後の最後で抜かれたわけですから、悔しかったでしょうね。
 優勝はグロンホルム。最後は貯金を使ってペースをコントロールして走っていました。ローブは8位からの猛追で最終的には2位に。ガルデ3位、ストール4位。スバル勢が5、6位。
(0^〜^0)
 勝ったのはグロンホルムなんですけど、観た者の印象としてはローブに軍配が上がりますね。まぁ追い上げの方が面白いから仕方ないんでしょうけど…。
 このモンテカルロはマシンの性能差よりもドライバーの腕による部分が大きいコースということですから、そういう意味ではローブに向いていたのかも知れませんね。何しろマシンの差で言えば、スバルとフォードが06年モデルで戦えるのに対して、ローブは05年モデルで一年間戦わなくてはならないらしいですから。
 ローブのこの抜きんでた強さというのは、F1で言えば数年前までのMシューマッハ、MotoGPで言えばロッシのような、そんな凄さがありますね。まぁ昨年あれだけ勝ったわけなんですから今更なんですけど、改めて凄さを思い知らされた感じがします。

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