クリアしました(EASYモード)。ゲーム内プレイ時間は約10時間でした。ゲームオーバーになった分はカウントされてないですから、実際はもう少しプラスされます。
 ゲーム開始当初こそ引きが弱かったものの徐々に違和感などは無くなり、中盤以降はステージ構成の妙で完全に引き込まれてしまいました。
 ギミックなどに特に奇を衒ったものは無く極めてオルソドックスなステージ構成なのですが、演出面が秀逸なので既視感や退屈感を感じることはありませんでした。勿論それは土台がしっかりしていて、極めて高い次元でバランスがとれているからこそ成立するのでしょう。
 フリーカメラでは無い点が気になると以前書きましたが、このゲームは固定カメラであることがしっかり活かしていますね。固定カメラだからこそ可能な演出が随所に施されていて、制作者の意図がはっきりと伝わってきました。またそれは演出面だけでなくて、例えば謎解きの部分においても非常に有効的にカメラが設定されていました。
 フリーカメラは自分で自由に周囲を見渡すことが可能ですが、それはギミックの解法を自分で発見しなければならないということでもあります。対して固定カメラは、制作者の意図した構図でしか周囲を見ることが出来ませんが、その構図のなかに必ず解法が用意されていると捉えることも出来ます。こう考えると、両者はどちらが良い悪いではなくて、基本的に向いているベクトルが違うものであると言えるでしょう。
 それを踏まえてこのゲームを見てみると、明らかに後者のタイプに特化した作りであることがわかります。もっと言えば、全く同じゲーム内容でもカメラがフリーカメラだったら、まずゲームとして成立しないのでは無いかと思います。
 ヴィジュアルの迫力は文句なく高いものだと感じましたが、ひょっとしたら最近のPS2タイトルはどれもこんなものかも知れませんね。まぁそれでも、ムービーも含めて、質感の再現性は素晴らしいと思います。細かいオブジェクトの配置なども秀逸。
 EASYモードだったので敵が全体的にかなり弱く、瀕死になった状況が殆どありませんでしたので、アクションの部分は言及できません。それほど複雑なボタン操作を必要とせずに、それっぽく格好良いアクションが出来るのは確かですが、これは今のゲームのトレンドというか常識みたいなものですから強調は出来ませんね。
 まぁこのゲームは、アレがどうのコレがどうのと箇所で語るソフトではなく、完成された一個のパッケージソフトとしてのクオリティをみる方が適切かも知れません。もちろんそれを問われたなら、称賛に値するものだと言い切れます。
 まぁオレが神殿・遺跡といった舞台設定に弱いというのは間違いありません。個人的にツボな部分が多いので、評価が甘くなっている部分もあるかもしれません。ただまぁそれが個人の評価の原点というか基準みたいなもんですからね。話半分に読んでいただければ。
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 クリアしたことによって、新たにGODモード(最上難易度)とチャレンジモード(ある条件が設定されたミッションモード的なもの)が出現、また各種メイキング映像なども観られるようになりました。EASYからいきなりGODは無理だと思うんで、GODモードはしばらくお預けです。
 あまり2週目をやるタイプではないのですが、これはやらないと気が済みません。今度はHARDでやってみようと思います。NORMALはとばしても構わんでしょう。

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