Xboxタイトルでなおかつ洋ゲーということで、殆ど知名度のないゲームだと思います。
デウスエクス:インビジブル・ウォー(EIDOS)
Xbox.com | デウスエクス:インビジブルウォー
 殆ど前知識を持たず、ただ面白そうなFPSだなぁという程度の認識で買ってしまった(と記憶している)タイトルです。XboxオリジナルではなくPCで発売されていたもので、更に前作もあるみたいですね。これは買ってから知りました。
 ゲーム内容の方ですが、はっきりいってFPSというよりアクション・アドベンチャーだと思いました。いわゆるシューティング的要素は殆どありません。要求されるのはストーリー進行に沿ったお使い的な行動が多いようです。
 説明書をパラ読みして始めたのですが、世界観やゲームの背景、主人公が置かれている環境などが結構複雑でして、主人公やNPCのセリフなどもいかにも洋ゲーっぽい言い回しで、正直理解できない要素が沢山ありました。
 一言で言えば、マルチエンディングでユーザがとった行動によってストーリーが分岐していくタイプのゲームで、主人公は対立しあう各勢力に時には協力し時には敵対しながらゲームを進めていくという感じでしょうか。なんか直前にやっていたのが「真III」ですので、またこういうゲームなのかよと思ってしまいましたが…。
 システム的にはFPSなんですけど、このゲーム独自の要素も結構多くて、最初はストーリー的なものも含めてさっぱり理解できず、序盤の食いつきはかなり悪かったです。ただ、慣れてくると結構面白いシステムだと理解できますね。
 主人公は純な人間ではなく生体改造を施されていて、バイオモッドといわれる部品(?)をカラダに埋め込む(インストール)することによって、様々な特殊動作(効果)が可能になります。例えば光学迷彩(有機体の視界から消えられる)や赤外線迷彩(監視カメラなどから感知されなくなる)、あとは走っても足音がしないとか、ハッキング能力をつけてATMや各種センサーをコントロールしたり、まぁそれなりに色々出来るわけです。
 要は自分で自分をチューニング出来るということですね。これによって、自分の行動の幅が広がり、いろんなプレイスタイルが可能になるわけです。各種迷彩と足音消音などを利用して「メタルギア」ばりの潜入アクションをやってみたり、或いは腕力を強化して近接戦闘の鬼になったみたり、或いはハッキング能力を駆使して自分が戦わずして敵を攻撃するとか。
 ゲームの出来としては、60fpsではなく30fps、それもシーンによっては30fpsを大きく下回っていますし、解像度感も高くなくヴィジュアル面は(光源処理などはそれなりに美麗だとしても)少々お粗末かなと思ったりします。コンシューマのFPSにはコントローラの問題も付きまといますしね。
 ストーリーは近未来SFという名のトンデモが入っている感じですが、テイストに嫌みはありませんね。
 まぁしばらく遊んでみます。FPSと期待したもののFPSでは無かったんですけど、これはこれで面白いというか。

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