強いの一言でした。今日に関しては周りの馬がどうの馬場がどうのこうのは関係なくて、ただ純粋に強い競馬をして勝ちましたね。それはハロンタイムにもあらわれていまして、上がり3Fでは33.3という一頭だけ次元の違う脚でした。また最後の1Fが11.6であることから、その前の1Fは10秒台であると想像できます。この点だけみても、まさにこの馬が怪物であるという証明が出来ることでしょう。
 ただ、今までのレースのように、楽勝でなかったのも事実だと思いました。一周目のホームストレッチでは馬が掛かり気味になり武豊も折り合うのに専念してました。向こう正面では他馬が周りにいなくなり落ち着いていましたが、こういうレースぶりを見ていると本質的にはステイヤーでは無いんだなと感じました。
 また、最後の直線でフルギャロップになった時、さすがに少し内にヨレましたね。まぁ他の馬に比べれば微々たるものですが、それでもやっぱり苦しかったんだと思います。何というか、初めてこの馬の「馬らしさ」が見えた気がしますね。今まではこういう苦しい部分を見せることなく楽勝してきましたんで。
 このあとは年末の有馬を目標として、余裕があればJCもというローテなんだと思いますが、ちょっとJCは厳しいんじゃないですかね。さすがに今回は疲れが残るでしょう。
 来年以降については、是非とも積極的に海外に行って欲しいものです。今の古馬陣では、この馬の相手は役不足ですから。深い芝があわずに欧州では全く通用しない可能性もありますけど、このまま国内で無敗とかやっていても何も新たな価値は生まれないということを、忘れてはいけません。
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 2着アドマイヤジャパンはとにかく横山典騎手のファインプレーでした。終始積極的な競馬で、見せ場たっぷりでしたね。ダービーのインティライミもそうですが、ディープを負かすとすればこういう競馬しかないということを見せてくれました。まぁ、そういった策もディープには通用しないということも改めてわかったわけですが…。
 3着以下については特に語ることはありません。人気馬がそれぞれ無難な競馬をしたという印象ですね。
( ´ Д `)
 しかしまぁ、このディープフィーバーというのはちょっと受け入れがたいですね。ハルウララの時もそうでしたけど、こういうブームの中に本質はありません。確かに強い馬が強い競馬をするのは競馬の醍醐味の一つですが、競馬は一頭でするものではありません。
 まぁみんなこういう流行的なのが好きなんでしょうね。それでお祭り騒ぎが出来るのであれば、幸せなのかも知れませんが…。もしディープが負けたとすれば、負かした方を悪者扱いするんでしょうねw。

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