週中にNHKのニュースで取り上げられたり、一般紙夕刊の一面を飾ったりと、レースが終わったわけでもないのにこれだけ競馬が注目されるというのは、実に久しぶりではないでしょうか。もっと言えば、オグリ以来かも知れませんね。
 ただ、天の邪鬼的にみれば、この一連の話題性というのは、どうも不自然なんですよね。特に、胴元であるJRAが、まるで三冠が確定しているかのようなプロモーションをしているというところに、非常に強い違和感を持ちました。
 確かに、年々売り上げが低迷しているJRAからすれば、ディープインパクトの存在というのは救世主的なものであり、これを何とかしてスターホースに仕立て上げなければならないというのは理解はできます。しかし、意図的に作り上げられたスターホースというものに、一体どれほどの価値があるのでしょうか。競馬というものにドラマ性があるのであれば、それは人為的で無いからこそ有り得るのではないでしょうか。
 八百長とは言いませんが、前日の東京最終にて三連単の配当記録が更新されたというニュースもタイミングが凄すぎます。
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 んで菊花賞そのものですが、現段階では一応
◎ディープインパクト
○シックスセンス
▲ローゼンクロイツ、ピサノパテック
△アドマイヤフジ、フサイチアウステル
 という感じです。人気通りの無難な予想で申し訳ありませんが。
 ディープ本命は仕方ないでしょう。この馬で一番怖いのは落馬だけです。とにかくゲートの出が悪い馬ですから、落馬の可能性だけは常につきまとっていますので。武豊も菊花賞ではノーリーズンでスタート直後落馬という苦い経験がありますので、この点だけを心配しているのではないでしょうか。
 対抗にシックスセンス。まぁこれは対抗というより、安定した2,3着候補という意味合いです。ただこの馬は人気になると走らないという天の邪鬼的な所があり、全幅の信頼はおけません。
 単穴に2頭推すというのはやや不自然ですが、甲乙つけがたかったので。共に血統が魅力でして、特にローゼンの方は母父にネヴァーベンドが入っているのが面白いですね。
 馬券的にはディープの相手探しとなりますがこれがなかなか難しく、また配当も期待できませんから、基本的には観ているだけでいいレースだと思います。
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 まぁ三冠馬誕生というシーンよりも、早く古馬との対決を観たいですね。
 もしディープが負ける事があったとしたら、勝った馬が「刺客」と呼ばれるのかも知れません。そう、ブルボンの三冠がかかっていた時の、ライスシャワーのように。(余談ですがブルボンは当時7番枠、今回のディープも7番枠。)
 もしそうなったら、衆院選と相まって、今年の流行語大賞は「刺客」で間違いないでしょうね。

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