浜崎あゆみ A VISUAL MIX (PS2,SME)
 未開封のままのパッケージを手に取りながら、何でオレはコレを買ったんだっけ?と少し考えてしまいました。恐らく、激安ワゴンセールにあって、完全な興味本位で手に取ったのだとは思うのですが、未だにハッキリとした理由が見いだせません。ヤフオク転売を考えていたのかも。
 えーと、とりあえずゲーム的要素は全くありません。2枚組で、1枚目はライヴ映像を観賞しつつ、プレイヤがその映像を軽く操作できるというもの。とは言え出来る事は限りなく少なく、ハッキリ言えばライヴDVDを観ている事と何ら変わりありません。マルチアングル、ズームなんて、DVD-VIDEOでも出来ますし…。そのくせ収録曲が少なく、映像資料としても寂しいところです。
 2枚目は1枚目と比べると少しはゲーム性があるもので、楽曲及びそれに音素材が用意されており、それらを使って自分なりのアレンジを楽しむというもの。用意される音素材は、1曲につきドラム・ベース・シンセ・ヴォーカルにわかれていて、ドラム・ベース・シンセはそれぞれ9種類が用意されています。それらを組み合わせて、自分なりのアレンジを楽しむと。
 しかし収録曲は少ないですし、やっぱりプレイヤが介入できる部分が少ないので、こちらも非常に飽きやすいですね。というか、これで遊んで、自分がアレンジャーなりミキサーなりDJなりになったつもりになるのは無理でしょう。リアル厨房でもまず無理かと。少しは「DEPTH」を見習うべき。
 こういう「キワモノ」なアーティストものをマジメに評しても仕方ないのですが、それにしても定価で買った人は可哀想ですね。いくらファンアイテムとは言え、あまりに中身が無さ過ぎます。

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