クリアしました。全21レベル。クリアに要した総プレイ時間は、大体4時間位でしょうか。昨今のゲームにしては非常に短い部類でしょう。
 ゲームバランスも最近ではあまり見ないタイプですね。序盤はチュートリアル的な意味でアドバイスなどありながら進行するのかと思いきや、いきなり実戦。当然のことながら、わけがわからずにゲームオーバーになってしまうことも。
 しかし一度慣れてくると、今度は非常に簡単なゲームとなってきます。後半になっても序盤と同じ様な展開・内容なので、攻略パターンが崩れることがないのです。
 殆どが「ムービーシューティングモード」なので、タメ撃ち重視でやっていれば殆どの局面で敵攻略に困ることはありませんでした。
 「3Dシューティングモード」は操作性が劣悪なので苦労しましたが、これはパターンをある程度覚えてしまえば問題なかったです。
 ストーリー進行は、三流深夜ドラマと昨日は評しましたが、これは日曜午前の戦隊アクションヒーローものと改めましょう。死を多分に取り入れた構成は、シンプルながらアンドロイドの苦悩を描くことに成功しています。
 ゲーム全体としては、昨日も書きましたがとにかくゲーム部分の出来が酷すぎるので、それが色んな意味でこのゲームの価値を押し下げていると言わざるを得ません。あまりに奥が浅く、またユーザビリティも未熟、爽快感など皆無という作りですので。
 一般的にこういう実写ゲーはゲーム部分がおざなりというのが「常識」となっているわけですが、このゲームはまさにそれで、更に言えば今までの実写ゲーの中でもゲーム部分だけを言えば最底辺にあたるんじゃねーかと思ってしまう、そんな出来であります。
 クリア後のおまけ要素である「スペシャルムービー」は、スペシャルでも何でもありませんでした。単にタレントを遊ばせて、それを素人スタッフがデジカムでダラダラ撮っているだけの映像。ゲームとの関連は無いですし、タレントの可愛い面が見られるわけでもありません。
 収穫といえば、大谷みつほの裏の顔?と、周防玲子の素の性格の良さでしょうか。
 さてこのゲーム、売るか捨てるか…。確か発売日に高い値段で買った記憶がありますが…。

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