とりあえず、否決ということで。当初から小泉が言っていた通り、このまま衆院解散、総選挙へと。
 予想以上に反対票が多かった感じがしましたが、ここに参議院の特徴が出たといえそうですね。党内のしがらみや利権が衆院よりも弱く、それだけ党内拘束力が弱いということで。特定郵便局というバックボーンの強さもあるわけですが、それは衆院も大差ないわけで。
 片山虎之助の採決後のインタビュー、非常に淡々と、特に悔しがるところもなく、また驚くこともなく、流れが向かなかったことを踏まえて想定の範囲内だったということでした。
 小泉の変人さばかりが目立ってきますが、冷静にみるとやっぱり執行部の弱さもありますよね。これだけ莫大な時間をかけて審議をしてきた法案、これをその間にスマートに収めることが出来なかったのでしょうか。少なくとも、これだけ大きな政局になってしまうことを防げなかったのかと。
 法案修正も含めて、小泉が全くガンコに突き進んでいって全く聞き耳を持たなかったので、仕方なかった部分も大きいのでしょうけど。
 まぁ武部・久間・与謝野じゃ厳しいでしょうね。与謝野氏だけは政策通で穏やかな気性もありそこそこ人気ありますが、それでも東京1区で海江田氏に連敗してますしね…。
 どうでもいいですが、大仁田は棄権だったようで。何をやってるんですかね。議員席に大仏のように固まって動きませんでした。涙を出して苦悩した自分を晒しても、国民の代弁となる一票を捨てたのは事実ですよ。そもそも、お前の涙などリングであまりに安っぽく出し過ぎていて、価値がないんですが…。
 更にどうでもいいことですが、扇議長の発表前に、デカデカとしかも長々と「否決」と画面上に表示した日テレはどうしようもないですね。確かに今回、各民放の中継ではリアルタイムに賛成/反対票がカウントされていましたけれど、それをもって賛成/反対が決まるわけではないので、議長発表前に「否決」とは何を考えているのでしょうかね。信じられません。

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