開始日時 2005年 5月 15日 19時 0分

経過時間 7日 6時間 22分経過

吸わなかった煙草 130本

浮いた煙草代 1820円

 とりあえず一週間経過しました。ここまでのところ大きな問題もなく禁煙できており、今現在においてはタバコの事を思うのは一日一回あるかどうかって感じです。
 特にネタになるような事柄がそうそうあるとは思えないので、今後禁煙ネタは節目節目に書くだけにします。
( `.∀´)
 タバコをやめようと思ったきっかけ・理由について書いておきます。
 きっかけは5/15に書いた、「ただ単に手元にあるタバコがきれて、買いに行くのメンドくせーなーと思っているうちに、一回くらい禁煙してみるかと思い」という部分ですね。まさにこれがきっかけです。
 禁煙を続けるには何らかの理由付けがないとモチベーションが上がらない、というかニコチン中毒に勝てないわけですが、オレの場合は「タバコに縛られるのがウザく思えてきたから」を禁煙を続ける理由と設定しました。別の言い方をすれば、「タバコに関するくだらない事柄で一喜一憂するのがバカらしく思えてきた」となります。
 これ、非喫煙者はおろか喫煙者にも理解されがたいかも知れません。説明もしづらいんですが、具体例を挙げていきましょうか。
・タバコが残り少なくなってくると、変な焦燥感・不安感がでてくる。
・飲み会などハイペースで吸うと思われる場所に行くときは、事前に余裕を持って買っておいたりするのですが、それを怠ったり忘れていたのに気づくと、上記同様に変な焦燥感・不安感が発生し、同時に軽い後悔もする。(これはメジャーな銘柄を吸っている人には当てはまらないかも)
・上記同様ハイペース吸いの時に、一箱吸い終わって新たな箱を開ける際、「あれ、オレ今日吸い過ぎかな(ハイペースかな)?」と軽い罪悪感にさいなまれる。しかし新たな箱を開け、欠品なくキレイに並び揃ったタバコの姿を見た瞬間、今度は軽い幸福感・安心感に包まれ、表情に出るか出ないかギリギリのレベルで一瞬ニヤけてしまう。
・何か事を始める際、「まず一服してから…」と行動にワンクッション置く事が普通になり、それが自分の行動リズムだと錯覚してしまう。
・何か事を終えた際の一服、これは自己満足を肴にすることが出来て非常に旨い一服なのですが、これが喫煙を禁止されている環境の場合は、とにかく一服がしたくてたまらなくて喫煙可能な場所を探し求めるのに右往左往したりする。
 …こんなところでしょうか。要約すれば、喫煙者にとってタバコってのは「いつも手元にあり、かついつでも吸うことが出来る」というのが大根本となっている存在であり、この根本が少しでも崩れる可能性があるとそれだけで一喜一憂してしまうということで、オレはそれが段々とバカらしく思えてきたのです。
 あと、禁煙を始めてから数日、禁煙に関するサイトや2chのスレを適当に読んでいたんですが、「ニコチン家畜」という言葉を見た瞬間に、タバコを吸うことが非常にバカらしく思えてしまいました。
 言葉の真意はよくわかりませんが、まぁ字面の通りですよね。タバコには強い依存性を持つニコチンが含まれていて、一本でも吸うとカラダがニコチンを欲しがるようになる…カラダがニコチンを欲しているので、タバコを吸う…以下エンドレス。要は、タバコに(ニコチンに)カラダもココロも支配されている状態。さて、この状態を喜んでいるのは誰だ? まぁ国でもJTでも何でもいい、とにかくタバコをエサに自分の意志とは関係ないところで繋ぎ止められている状況を、容認できるのかどうか。
 さきほどの具体例の最後の項なんか、まさに「ニコチン家畜」を見事に表しているのではないでしょうか。仕事を終えていつも貰えるご褒美、それが貰えない事に対する必死さとか。
( ´ Д `)
 喫煙って、最近になって健康増進法とか施行されてきて、まぁ昔よりは規制が多くはいるようになってきましたけど、それでもルールを守りさえすれば、法的に許されている行為であります。
 またタバコそのものも法的に禁止されたモノではありませんから、非常に容易く入手することが可能です。
 ここで一つ思うのは、ニコチンの中毒性って、違法ドラッグなどと比べても決してヒケをとらないのではないかということです。まぁ違法ドラッグを試したことはありませんし、違法ドラッグと一口に言ってもその性質や依存度は様々でしょうけど、タバコの持つ依存度の絶対的な強さって、かなり凄いと思うんですよね。
 禁断症状の強さや入手の難しさなどのイメージを持って違法ドラッグをみてしまうと、どうしてもタバコよりも中毒性があってヤバいものという印象を持ってしまいがちですが、中毒性そのものはそれらの要素と本質的には関連してないと思います。
 あと、タバコを喫煙することがもたらすカラダへの影響って、違法ドラッグの多くが持つ影響と比べるとどうしても地味に見えてしまうんですよね。タバコは瞬間的な害悪はあんまり無くて、何十年かかけてじっくりとカラダを蝕んでいくタイプなんですよね。
( `.∀´)
 オレ自身が「健康の為」とかを重視して禁煙したわけじゃないんで、健康という点について特に言うことはありません。というか、「健康に悪い」とかみんな頭では一応わかっているんですよ。なのでそこを突いても、全然説得力はありません。ガン宣告されるか、よっぽどカラダに悪影響があるのを自認しているか、或いは身近な人がタバコが原因で死んだとか、そういうのが無ければ「健康の為」にタバコをやめようとはしないですよ。これはアルコールも一緒だと思いますが。
 と言いつつもやっぱり喫煙者に言いたいのは、「タバコがもたらすカラダへの悪影響を全て覚悟した上で吸え」ということですね。もっと露骨に言うならば「タバコによる死への道を受け入れる覚悟があるなら吸え」と。上に書いた「健康の為」を声高に叫ばないオレというスタンスからすれば矛盾する発言かも知れませんが、コレは重要ですよ、やっぱり。
 これらに臆するならば、タバコは止めた方がいいです。逆にこれらが覚悟できるのならば、死ぬまで吸って、偉大なるバカで人生を終えてもらいたいです。
 あともう一つ、どうせ吸うならニコチン/タールの強いヤツを吸った方がいい、ということですね。いまの流行は軽いタバコですが、タバコの本質はやっぱり重厚な吸い口とコクですよ。オレはピースという銘柄が好きで、そこにはショートピースという日本で最も歴史がありなおかつ最も重厚なタバコが身近にありましたので、常用はしませんでしたが好んで吸っていました。まぁ人には好みがありますから盲目的にオススメはできませんけど、こういう重いヤツを思いっきり肺に入れて、最上級のタバコライフを満喫すべきです。
( ´ Д `)
 以上、タバコに関して思ったことをダラダラと書きました。これで暫くはタバコのことを書くことはないでしょう。
 何年か前に古本屋で買った故・青山正明著「危ない薬」という本、これのタバコとアルコールの部分を読み返してみたらかなり面白かったです。喫煙/禁煙に関しては、オレはこの本の影響が一番強いかもしれません。

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