年末年始からAKB48への興味が高まっているところですが、雑誌「Quick Japan」の今月号のAKB大特集を読んで、劇場公演にも興味が高まってきました。
大昔は、それこそ客の数がメンバーよりも少ない状況だったとか…。それが今は、公式サイトからの事前予約抽選で倍率も高めということで、このあたりに人気上昇ぶりが顕著に出ていると。
事前予約申し込みは無料で、キャンセルのデメリットも殆どないということでしたので、気軽な気分で早速申し込んでみたところ、いきなり最初の予約分が当選してしまいました。会員登録(無料)の直後は当たりやすいという噂ですが、調整がされているのでしょうか。
というわけで、1月9日(土) 12:00からのチームKの公演に行ってきました。ハロプロでも殆ど現場派ではなかったオレですのでちょっと躊躇しましたが、まぁ折角当たったということと、チケットが3000円とまぁ安めなこと、あとはチームKのメンバー全員が出演ということで、行ってみることにしました。
ちなみにAKBは、シングル曲の音楽番組出演などでは、チームの垣根なく「選抜メンバー」と呼ばれる人気上位のメンバーが出演しますが、秋葉原の劇場ではほぼ毎日、チームA、チームK、チームB、研究生といったチーム単位での公演が行われています。そこでのセットリストは基本的にチームごとに違っていて、それぞれ半年から1年程度同じセットリストでの公演を行う形式になっているようです。
オレが行った日の公演は、チームKの「5th Stage「逆上がり」公演」でした。このセットリストは2009年4月から行われているようですので、約10ヶ月間くらい、チームKは劇場ではこの公演をやり続けているということになります。
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前置き長くなりましたが…初めて、秋葉原のドンキに足を踏み入れ、8FのAKB48劇場に行きました。
8Fに着くと、フロアは人混み。土曜の早い時間ということもあってか、客層はかなり若め。学生には安いピンクのチケットを発券しているようですが、見えたところでは半数近くがピンクチケットだったような…。
ハロプロのコンサートは20代後半〜30代後半くらいがメイン層のような気がしますが、AKBはこの日に限っては10代後半〜20代前半が圧倒的に多かったように見えました。つまり、オレはかなり上の部類であり、少々居心地が悪かったです。
入場方法ですが、チケット先着順などではなく、チケット発券時の整理番号をもとにした列ごとにビンゴが行われ、ビンゴで当たった順に入場するシステム。これは時間内にチケットを買って並んで待機してさえいれば、あとは入場順は運次第というシステムであり、早く並ぶことが意味をなさないという良いシステムであるといえます。
んでこの入場ですが、なんとオレの並んだ列がビンゴで2番目に呼ばれました。これは嬉しい驚きでした。
劇場に入ってみると、一部の専用席や1番目に呼ばれた列の連中以外は当然ながら空席であり、どのあたりの場所がベストなのかわからないオレが迷っていると、後から呼ばれた連中も入ってきて焦ったりして、とりあえず折角だから前の方に座るべしと判断し、劇場前方に2つある太い柱のうち下手側の柱に接した2列目の席をGETしました。目の前に席はなく視界をさえぎるものはありませんが、柱が右側にあるため、ステージ上手側を観るには絶望的な席でした。まぁでも、それでも2列目という席に素直に満足し、期待も高まりました。
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ステージ開始。薄暗い照明に照らされてメンバーが登場。いきなり寸劇みたいなのが始まりました。マイクを使ってないのでセリフがやや聞き取りづらいですが、そんなことよりも目の前にいるメンバー達との距離の近さに驚きました。肉眼で表情をしっかり捉えることが出来る距離感。メンバー達の香りすら届いてきそうな距離感。35mm判カメラでいえば、85mmレンズでちょうどよいポートレイトが撮れそうな距離感。そういう距離感でした。
小さいライブハウス含めたオレのこれまでのLIVE経験の中でも、これほど演者との距離が近いものは、まず無かったと思います。それがしかも、テレビで最近観まくっているAKBメンバーですから、その驚きと満足感は何とも言い難いものがありました。
このあたり、特に人気上位メンバーも含めて欠員なく全員が出演という点も大きかったかも。圧倒的な存在感の大島優子はもとより、宮澤、小野といった人気メンバーも至近距離で観られたわけですから。
セットリストは、前出のリンクにある通りです。基本的にシングル曲はなくこの公演用の楽曲ばかりで、殆ど知らない曲でした。ただまぁそれでも結構心地よく聞けてしまったあたりは、よい楽曲が多かったということでしょうか。
基本的に客は着席のまま観覧。劇場全体がせまいので、後ろの席でも十分にステージを堪能できるでしょう。あとは周囲に立ち見ゾーン。踊りたい人はこちらですね。
オレがみた限り、サイリウムはいませんでした。
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基本的にDD(=誰でも大好き)なオレですが、一応ここでは大島優子に注目していました。その優子も含めて、出演メンバーの印象を以下に記しておきます。
秋元才加。特に強い印象はなかったです。テレビで観たとおりという感じでした。かっこいいけど、アイドルとしては応援しにくい…。
梅田彩佳。うめちゃん。テレビとかでの露出が殆どないので今回の公演でほぼ初見でしたが、かなり好きになりました。ちょっとクセのある顔ですが、笑顔が凄く良かったです。応援したい存在です。
大島優子。テレビで観たまんま。これほど素っぽい部分を表情豊かに見せるアイドルはいませんね。あるいはそのように演じているのかも知れませんが、いずれにしても見事。ダンスのキレも凄かったです。カラダの小ささを全く感じさせませんでした。細い。
総選挙で2位だったように、前田に次ぐAKBのコアメンバーでありますが、多忙ななか劇場公演にも全く手を抜いてない部分が感じ取れました。素晴らしい存在感でした。
大堀恵。MCが独特。観客イジリもありました。やや下がはいったネタは、この人だけの特権ですね。
奥真奈美。最年少メンバー。ハーフな顔つきでお姫様な印象ですが、体つきはかなり豊満というか何というか。発言も少なくまだまだ地味な印象でした。
小野恵令奈。十分可愛かったのですが、ちょっと元気がないように感じられました。もっともっと存在感を出して欲しかったですね。
終演間際の挨拶時、深々と礼をした際、年齢に分相応な谷間が拝めたのは、ナイスでした。
河西智美。終始笑顔で、これぞアイドルという感じがしました。自分の可愛さをよくわかってますね。前にも天性のオヤジキラーと書いたかと思いますが、改めてそう感じました。この子にせがまれて、断れるオヤジはいないでしょう。声がまた凄くいい…。
倉持明日香。正直、これといった印象はなかったです。結構いい存在だと思うんですけど、それほど惹かれないというか。
小林香菜。特徴的な顔つきですが、個人的にはあまり好きじゃないかな…。笑顔があまり得意じゃないのでしょうか、もう少しニコニコが可愛いとだいぶ人気も出ると思うのですが。
佐藤夏希。こちらも個人的にはそれほど惹かれないルックス…。ですが、MCのうまさとかは伝わってきました。チームに必要な存在ですね。
近野莉菜。まだ子供っぽいなーという印象。
野呂佳代。のんてぃー。「ネ申テレビ」でかなり観ていますが、番組まんまのキャラでした。面白いお姉さんという感じですね。多少強引で雑な部分もありますが、仕切りはこの人が一番でしょう。体格含め存在感はあります。
増田有華。大阪弁のキャラ。あまりテレビに露出しない存在でほぼ初見でしたが、個人的に肉感を感じさせつつも見事なクビレを持つボディに惚れ込みました。3曲目と4曲目は結構露出度の高い衣装だったんですが、そこでクビレからヒップへのラインを拝んでから、一気に注目してしまいました。顔も、濃いけど結構好きなタイプ。
後で調べたら、歌もかなりイケるそうで。そういえば「Quick Japan」の大島優子のインタビューでもそんな事が書いてありました。歌唱力を殆ど必要とされないAKBではもったいない部分もありますかね…。
松原夏海。ちょいお姉タイプ。結構好きなタイプですが、アイドルとして応援する感じじゃないかな…。
宮澤佐江 。ボーイッシュさと可愛さを併せ持ち存在感も言うことないんですが、このときはなぜか額が気になりました。
石田晴香 。この子はチームKではなく研究生。助っ人的な存在としての参加。なんか、やけに小野恵令奈に似ているなーと感じました。きっとオレだけじゃないはずだ。
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というわけで、今回は梅田さんと増田さんが気になる存在としてインプットされました。
全体的な感想としては、非常に楽しめたの一言になります。上記であまり印象に残らなかったと書いたメンバーでも、みな可愛かったのは間違いありません。
AKBのスタート時のコンセプトとして「会いに行けるアイドル」というのがあったようですが、あの劇場を使い続ける限り、そのコンセプトは変わらないでしょうね。今回はラッキーで2列目に座れましたが、後ろの方の席であってもそのコンセプトは感じられる筈です。
勿論、人気メンバーは他の仕事で休演することが多かったり、そもそも公演チケット自体がとりづらい状況ではあるので、その点では「会いにいきづらく」なっている部分もあるかと思いますが、それでもあの劇場の狭さは、メリットが多いですね。
ハロプロ全盛時代にはアリーナクラスの会場で米粒娘を拝むのがやっとでしたが、AKB劇場は約半額の3,000円で圧倒的に近い距離感のアイドルを拝むことができるという、この違いは大きいと思います。特にオレのように、基本的にじっくり観るタイプだと余計にそう感じるかも。(勿論AKBでも、去年の武道館公演のような大規模会場でのコンサートは今後増えるでしょうけど…)
他方、AKBは基本的に口パクないし強烈な被せ(音源と生歌のMIX)が基本であるので、そのあたりは生歌が主だった娘とは異なりますね。
ダンスが激しいから歌は仕方なく口パクというという見方もあるかと思いますが、やっぱり究極的にはダンスと歌を両立して欲しいという思いもあります。このあたりが、AKBは学芸会の延長という評価がされてしまう原因のような気がしますね。
少なくとも、歌を聞きに行きたいからAKBに行くという感覚を持つ人は、まずいないんじゃないかと思います。楽曲そのもののクオリティは高いのですが。
AKBはいま人気が上昇中であり、かつての娘の知名度(なっちや後藤の知名度)を今年中には前田が凌駕するのではないかと思ったりもしますが、そういったテレビや雑誌を中心としたメディアの中での芸能タレントとしての活動をしつつも、この狭い劇場での公演を並行して続けるとすれば、そのギャップが非常に面白く価値のあるものになりますね。
つまり、テレビで活躍すればするほど「遠い存在」になるわけですが、運良く劇場に行けた際にはそれが一気に「近い距離感」で観られるわけで、いわばステージそのものの価値が相対的に非常に高いものになるわけです。まぁ劇場のキャパの限界が大きいわけですが…。
その一方で、AKBには常に秋葉原というイメージがつきまとうのが、今後の活動のネックになりそうな気がしています。
このあたりは、別途後日書きたいと思います。
繰り返しになりますが、初めていった今回の公演は、非常に楽しめました。平日公演はきついですが、今後もいけそうな日を狙って抽選予約してみたいと思います。
AKB48劇場の公演にはじめて行ってみました
イメージが浮かんで勉強になる記事でした。
売れる戦略があるんですね。たしかに妄想の対象であるアイドルをじっくり生で見られたらいいだろうなあ。
逆にリアルな存在として捉えないことで欲望に囚われないようにしたいという気持ちが強くあるんですが、生の触れあいに踏み出せない自分を納得させようとしているだけかもしれません。
S/mileage見に行きたい!
コメントスパムに埋もれていて、コメント見逃していました…申し訳ないです。
さすがに「生の触れあい」まではいかないですね、AKB劇場も。
ただ、リアルな存在という感じはあります。そのあたりでハマってしまう人はハマってしまうのかと。