電動アシスト自転車を持っている職場の人に何の気なしに「3万円で売ってくれませんか?」と聞いてみたところ、快諾され、売ってもらいました。
ヤマハのPAS CITY-C リチウムってやつで、恐らく2006年か2007年のモデル。名前の通り、バッテリーはニッケル水素ではなくてリチウムイオン。
いま電動アシスト自転車は新品で買うと10万円前後するので、まぁ3年くらい前のモデルでも3万円なら良いかなと思った次第です。
んで現物みたら、ちょっと手入れを怠っているような部分が見えて、バッテリーの劣化も恐らくあるだろうから、値切って2万円+昼飯代で交渉成立。
どうしても欲しいわけではなく、2〜3万円ならいいかな程度の物欲で、そもそも3万円程度では売ってくれないだろうという思いもあったので、うれしい誤算だったりします。
欲しいなと思った動機としては、自転車通勤をより楽にするため、というのがあります。オレは自転車は好きなのですが、やっぱり上り坂と向かい風はどうしようもなく嫌いで、いま通勤で使ってる明治通りは結構アップダウンがあり、軽快なメリダT1をもってしてもオレの体重の重さと運動能力の無さはいかんともしがたく、まぁ少しが気合をいれて頑張れよというところなのですが、なんだかんだ理由をつけてT1での自転車通勤をサボっていたのが事実であります。
実家と池袋を行き来していた頃はさほど苦にしていなかったのに、今の通勤ルートである池袋〜新宿は距離的には短くなったにもかかわらず、イマイチやる気がおきません。
これはたぶん、走行の快適性の問題が大きいのかも。実家〜池袋のときは行程の半分がサイクリングロードであったのに対して、今の通勤ルートは全て一般道であり、また都心ということで信号が多く交通量もそれなりにあり、なおかついわゆる山の手的な坂道もあったりして、クロスバイクが持つ軽快性・快適性が活きないルートであるのかも知れません。まぁ逆にいえば、サイクリングロードが存分に使えた以前の通勤が恵まれていたのですが…。
でまぁ、一番の難敵である上り坂を電動アシストで楽チンにいけるのであれば、自転車通勤そのものがかなり楽になるんじゃないかと思ったりして、欲しいなと思った次第です。以上ここまでが物欲の理屈。
( `.∀´)
一週間程度、このアシスト自転車で通勤してみた感想としては、
- バッテリーがあまり持たない。坂が適度にあるルートで往復約15km程度だが、強モードはおろかエコモードでもぎりぎり。バッテリーの劣化が原因かと思うが、オレの体重もあるのかも?
- 坂や向かい風でも運動強度がそれほどあがらず、確かにだいぶ楽になった。ぜいぜいいったり、汗をかきまくるようなことはまず無い。適度に有酸素運動が出来ているともいえるかも。
- アシストはあくまでアシストであり、当然のことながら自分で漕がないとアシストは働かない。つまり主動力ではなくあくまで補助動力。ここが原チャリとは根本的に違うところ。今年風にいえばKERSか。
- タイヤが20インチなんで、乗り出しは恐ろしいほど軽い反面、20km/h以上での巡航には完全に不向き。20km/h以上になるとアシストが殆ど効かないので、余計に。内装三段ギアだけど、恩恵は薄い。
といったところです。
高速巡航ができないので車道を走るには不向きで、なおかつバッテリーの持ちがいまいちなのでバッテリー残量を気にしておく精神的不安があったりするのですが、アシストされることでの適度な運動感というのはかなり大きな恩恵であり、また快適であります。
というわけで、タイヤ径を大きくし、また容量の大きなバッテリーにすればマイナス点がだいぶ解消されるじゃん、と思って、それなりに吟味して、もう一台、今度は新車をポチってしまいました…。そのあたりは、またのちほど…。