先日のエントリでも挙げたように、ここ最近テレビをほとんど見ていなかったのに、半ば衝動買いでHDDレコーダを購入してしまいました。

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 購入の動機としては、HD画質放送を安定して録画できる環境が欲しかったというのがあります。いままで、地デジやBSデジのHD録画はCATVのSTBからPV4で直接録画していたのですが、HDDの書き込み速度の問題等もあり、信頼できる安定性でないのが悩みどころでした。また、PV4での直接録画だとファイルサイズが莫大で、「保存するかどうか迷う番組」を一時的に録画保管するには根本的に不向きでした。
 いままでの構成は、

映像ソース:CATVのSTBからの地デジ、BSデジ、CS系放送
キャプチャ:PV4
テレビ  :20年位前のソニーのブラウン管21インチ

でした。これを、レコーダを導入することで、

映像ソース:地デジ、BSデジ、CS110 (CATVのパススルー及びマンション既設アンテナ)
チューナ :RD-S303 (ダブルチューナー)
レコーダ :RD-S303
キャプチャ:PV4
テレビ  :20年位前のソニーのブラウン管21インチ

という感じになりました。この構成がもたらす恩恵というのは、

  1. HDDレコーダのDR(TS)録画により劣化無しに一時保存しておける場所ができた。
  2. よって、PV4でのキャプチャ時の安定性のリスク軽減が可能となった。
  3. 残しておこうか迷う番組をとりあえずキープしておくことが容易になった。
  4. 3波チューナーとレコーダが同一な為、設定ミスなどによる録画予約ミスが発生しづらくなった。
  5. 外出先からメールで録画予約ができる。
  6. CS110のe2スカパー加入により、CSのHD放送が視聴可能となった。(フジNEXT等)

という感じになります。
 (1)と(2)と(3)は特に説明不要かと思います。
 (4)については、これまでSTBでの番組予約+PV4(またはMTVX2004HF)での録画予約といった手順で予約をしていて、これが結構ミスがありました。レコーダとチューナが同一になったことで手順も減りますので、このミスは起こりえなくなります。
 (5)は、本体がスタンバイ状態でも3時間に一回くらいPOPサーバにメールをチェックしにいって、予約コマンドがかかれたメールがきていれば自動的に予約処理を行うという非常に便利な機能で、早速活用しています。また、番組表サイト OnTVでの番組表からのメール予約も可能で、これも使えます。
 (6)は、具体的にいうとF1中継のHD画質化ですね。まだ観てないんでなんともいえませんが、まぁ期待値込みということで。
 どうでもいいですが、テレビだけは新しくしてません。もちろん、HDMI搭載のHD画質対応のテレビが欲しいのはやまやまですが、オレの部屋におけるサイズ(26V型が限界)だと、どうしてもパネルが安物で、テレビの脇から画面をみるような視聴スタイルが多い今のオレの生活だと、どうしても視野角の問題がでてきてしまうなぁという危惧がありまして、買うに至っておりません。
 安くあげるためにHDMI端子付のPC用24インチ液晶でも良いかなぁと思ったりしていますが、まぁこの20年前のブラウン管でもダウンスケール表示でそこそこ観られますので、買い替えはもうちょい先でいいかなぁという思いもあったりします。
( `.∀´)
 これまで録画デバイスを、VHSとかS-VHSとかD-VHSとかキャプチャカードでの直接キャプチャとか、まぁいろいろ使ってきましたけど、現段階で地デジとかのHDソースを手軽に扱うのには、今回導入したやり方が結構いいんじゃないかと思っています。
 PC周辺機器のデジタルチューナーやキャプチャユニットも結構出揃っていますが、性能はともかく安定性がどれもイマイチのようです。なので、今回は家電のレコーダにしました。
 その一方で、保存という点ではDVDやブルーレイは全く考えておらず、PCのHDDで保管がベストであると思っています。これは、容量あたりの単価がHDDが一番安く、また手軽に視聴できるからです。HDD寿命や突発的なクラッシュの危険性はありますが、それでも利便性をとったほうがいいだろうと。
 DVDやブルーレイに焼いても、まず観ないですし、保管場所の問題もでてきますからね。そのあたりはSDソースで散々体験してきていることなんで、まぁ余程じゃない限りやらないつもりです。
 そのようなことを考えて、今回はブルーレイ内蔵タイプではなく、DVDドライブ搭載の東芝にしました。HD DVDがダメになった東芝のレコーダは、ブルーレイという付加価値が無い分、性能の割に安くなっていて、オレの今回の場合などにはかなりお得感がでてきますね。他社製品ではエントリークラスの価格ながら、しっかりとダブルチューナーですから。
 ネットとの連携機能や自動録画機能なども他社と比較して優れているようですし、これはなかなか満足のいく製品となりました。
 ただ、設定の多さとかは家電とは思えないレベルですね。プチPCな感じがします。VHSデッキでの録画予約すらあやうかったユーザ層には、とてもじゃないですが扱えないのでは…。
( `.∀´)
 「テレビの視聴及びキャプチャ環境が良くなった」のと、「テレビを沢山観る、キャプチャする」のはイコールにはならないのを注意しておきたいと思います。
 レコーダが良くなった弊害として、今までだったら見ることのなかったどうでもいい番組まで観るようになってしまい、他の趣味に費やしていた時間をテレビに取られるといったことになりますからね。

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