「頭がいい人、悪い人の話し方」となっていますが、中身は「悪い人」についての具体的な例を挙げてのもの。ベストセラーになったようで、確かに文章は平易で読みやすくて、また例も身近にいることが容易に想像できるものが多く、その点でわかりやすかったです。
ただまぁ、具体例のわかりやすさと比べると、その後の考察や対策がやけに淡白で、全体的にあっさりとしています。読んでいる時はスラスラ読めますが、読み終わったあとの重みとかが全然ないですね。
ベストセラーということですが、読んですぐに売る人も多そうだから、さぞブックオフに沢山並んでるんだろうなぁなどと考えてしまいます。
樋口 裕一「頭がいい人、悪い人の話し方」:★