小室哲哉が詐欺容疑で逮捕されたようで。まだ容疑者でありますが、本人も容疑を認めているということですね。
 小室作品は好きなものが多いので、少なからず驚きました。世代的にも、10代後半から20代前半にかけて、一番耳に入ってきたのは小室楽曲になりますし。
 オレは高一の時、「EZ DO DANCE」と「GOING 2 DANCE(のリミックスバージョン)」でtrfにハマり、当時始めたばかりのバイトの給料でアルバムを揃えました。非常に斬新に聞こえたんですよね。
 同級生達のあいだで当時流行っていたミスチルやビーイング系アーティストを、オレは基本的に否定していました。勿論曲によってはいいなと思うものもありましたが、基本姿勢として受け付けなかったです。それは、単に人気のあるメジャーなものに対する嫌悪感とかだけではなくて、楽曲の中身がtrfの方が一歩先を行っておりレベルが高いもの、と根底に思っていたのだと思います。
 trfより前の小室について詳しくないのですが、少なくともtrf以降の小室作品というのは、心地よいリズムとキャッチなーメロディであり、それらは覚えやすく入り込みやすいけど飽きるのも早いもので、それは大衆音楽としてはいわば仕様のようなものでもあるわけですが、小室の場合はあまりに量産しすぎて、小室の音楽そのものが飽きられてしまいました。
 特にブーム化してしまったことで、ブームが終わった後がひどいことになりましたね。ブームというのは、終わってしまうとまるで価値がなくなったように扱われてしまいます。ブーム衰退後に「オレは小室作品が好き」とでも言ったらまわりから白い目で見られました。世間一般では、「あの頃小室って売れてたよね。確かにいい曲もあったけど、今はもうダメだよね」というのが共通認識だったかと思います。
 今回のことをマスコミは「地に堕ちた」的な見せ方で報じるでしょう。うまくメディアを使ってセールスした小室が、ブーム終了後にはメディアに全く扱われなくなり、最後にはワイドショー的に面白おかしく報じられると。
( `.∀´)
 個人的には、ブーム云々に関係なく小室作品で好きなものが多く、これからもよく聞いていくものと思います。「天と地と」のサントラや、「Pure」とかは最近よく聞いています。また、オレは小室のボーカルに嫌悪感を抱かないので、V2や小室ボーカル曲もたまに聞いたりしてます。。

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