今年もなんだかんだでF1はCS放送を全戦視聴しました。ま、このためにCATVの有料オプションでフジテレビ721に入っているようなものですから…。
最後の最後での雨による順位の入れ替わりには一喜一憂してしまいました。ハミルトンがあまり好きでないので自然とマッサを応援していました。
ハミルトンがチャンピオンに相応しいかどうかというのは議論がわかれるところですが、確かにムラっ気のある部分はどうなのかなと思います。なまじ速さがあるだけに、その対比として精神的なムラが悪い方向に目立っているのではないかと。そのあたり、荒削りで面白いと捉えることもできそうですが、元々ヒール的な雰囲気を感じるところもあり、個人的にはイマイチ好きになれないタイプであります。
じゃあマッサがチャンピオンなら良かったのかというと、素直にそうとも言えないんですよね。オレのなかでは、いまだに「スタートダッシュからの逃げ切り勝利」に特化したドライバーという位置づけなんですよね。勿論着実に地力をつけてきているのでしょうけど、印象はそう簡単に拭えないものでして。
ただマッサの場合は、彼の弱い部分というのが彼の走り及び彼本人から見て取れるので、観戦者としては見ていてわかりやすく、感情移入しやすいところも多いですね。
ブラジルGPのトップ3のインタビューを見ていて、あぁこの3人というのは「今年最後までチャンピオンを争った人」「昨年チャンピオンになった人」「その前にチャンピオンだった人」なんだよなぁと改めて思ってしまいました。
マッサは勿論ですが、ライコネンもアロンソも、「来年こそは」と思っているだろうと勝手に想像し、そこに王者ハミルトンが目標として存在するわけで、これは来年も面白くなりそうだなぁとニヤついた次第です。
ライコネンを応援したいところですが、これまでと違った強さのマッサも見たいですし、挑戦者としてのアロンソも嫌いではないので、個人的なみどころは多くなりそうな予感がしています。
2008年F1最終戦を終えて