唐突ではありますが、SONYのデジタル一眼レフ「α900」を購入しました。
キタムラのネットショップで295,800円。店舗受け取りにして、そこから古いデジカメ下取りで1万円引き。当然ながらカネのないオレですが、ニコンD300を売ることを前提として購入しました。
D300を半年以上使ってきて3万枚以上撮ってきたわけですが、正直不満は殆どありませんでした。画質・機動性・フィーリングなど、満足のいくものでした。にも関わらず今回マウントの違うα900をなぜ買ったのかと言うと、
・デジタル一眼レフ史上最高といわれるファインダーを味わってみたかった。
という一点の理由になります。
先日、日光の紅葉を撮りにいったのですが、その際D300のほかにフィルム一眼のニコンFE2を持って行きました。FE2にはポジフィルムをいれて、D300と併用する形で撮っていたのですが、そこで改めて、フィルム一眼の頃のファインダーの素晴らしさというのを感じました。別にD300のファインダーが悪いわけじゃないんですが、どこか根本的な部分で圧倒的な違いがあるのを感じたわけです。
勿論FE2はMF一眼であり、最新のデジ一眼はもとよりAF全盛時代のフィルム一眼ともファインダーは異なるわけですが、それでもこのタイミングでファインダーの見え方をウリにしたα900が発売されるということで、飛びつかずにはいられませんでした。
α900はライブビューもなければ動画撮影もなく高感度撮影にも強くなく、派手なのは画素数くらいです。ですが、今後EVFがメインストリームになるかもしれないデジタル一眼において、光学ファインダーを徹底的にこだわって磨き上げたというこのこだわりは評価されるべきで、また使ってみなければという気持ちに駆られました。
カメラは外に持ち出して使うもので必然的に丈夫さが求められるわけで、その点でSONYというのが不安ではありますが、旧ミノルタのエンジニアが関わっているからという点を拠り所にして使っていきたいと思います。
( `.∀´)
レンズマウントが変わるということは、これまでのレンズ資産が使えなくなるということです。まぁ資産というほどのものは持ち合わせていませんが、それでもこれまで買ってきたニコンFマウントのレンズが使えなくなり、またイチから揃えていくことになります。
SONYは旧ミノルタから続くGレンズ、そしてカールツァイスブランドのレンズを供給しているのですが、どれも高価でなかなか手が出せません。
なわけで最初の一本は、標準ズームとして使えポートレート撮影では定番になりつつある、タムロンの28-75mm/2.8(A09)を購入しました。
( `.∀´)
昨夜、早速試写してきました。
ファインダーの見え方は、やはり格別です。被写体の細部までファインダー内で確認が可能で、ファインダーを通しているということすら忘れそうな見え方です。当然、MFでのピント合わせもD300とは比べ物にならない容易さです。(それでもジャスピン率は高くないですが。)
画像サイズが大きくなり、PCで等倍表示させると当然ながら「粗」も目立つのですが、ピントも露出もバッチリ合った時の描写は流石です。ただし、雑誌等で事前に指摘されていた通り、暗部ノイズの処理はイマイチな感があります。
イメージャの性能が上がったことで、ピントや露出やノイズが悪い方向にも目立ちやすくなった感じを受けます。これは逆にいえば、撮影者の腕が露骨に出てしまいやすいということでしょう。
また当然ながらレンズの性能も大きく影響してしまいますね。レンズ性能の悪い部分も露骨に出てしまいます。