Archive for 6月, 2007


「優しい時間」

 いわゆる倉本聰ドラマをちゃんと観るのはこれが初めてだったりします。
 あまり激しい展開や派手な演出はなく、北海道のゆったりとした時間の流れのなかで、父と息子の関係が描かれています。
 連ドラでありますが、ネタを引っ張って来週というつくりではなく、基本的に一話完結。毎週エピソードを消化しつつ、大筋のストーリーが進んでいく感じです。
 んまぁ、文句無いドラマです。完全に雰囲気にやられてしまいました。何気ない喫茶店での常連客とマスターという絵面が、客に豆をひかせるというのと相まって、成立してしまうというのは完全に舞台設定と演出の勝利でしょう。
 非常にどうでもいいことですが、寺尾聰はもう少しスマートさがあるのかなと思っていましたが、案外どこにでもいそうなオヤジという感じで、意外でした。
 長澤まさみは役がヒステリックなのか地がヒステリックなのかわかりませんが、声を張り上げた時の不快さは凄いですね。というかこの役、馬鹿すぎじゃないですかね。
 ★★★。
 視聴率は15%前後だったようですが、それは恐らく仕掛けの問題であって、中身そのものは20%オーバーしていてもおかしくない出来だったろうと思います。

「けものみち」

 米倉涼子主演の清張ドラマ。「黒革の手帖」に続くテレ朝第二段という位置づけのもの。原作は未読です。
 うーん、まぁつまらなくは無いけれど、特出した面白さがあるわけでもなく、清張ドラマという看板にだいぶ助けてもらってるなぁという感想です。
 麻布と呼称される鬼頭洪太の黒い迫力やその周辺にこれでもかと渦巻く陰謀策略など、原作が長編小説なのでそのあたりの進行の二転三転が激しく、その点では飽きさせることなく見せてくれました。
 ただ、突き詰めれば、小説向きの内容なんじゃないか、とも思えてしまいますが…。
 個人的には鬼頭洪太の黒い部分をより露骨に見たかったのですが、民子を中心に据える限りは今作くらいが限界なのかな、という気もしました。
 連ドラとして楽しめましたが、後に残るものは特に無かったという点で、
 ★★☆ まで。

 夏焼雅を良いと思うのは、男子として極めて正常で健康的な反応であります。むしろ全く良いと思えないのならば、心身のどこかに不調があるのではないかと疑ってかかるべきです。
 ただオレが心配なのは、夏焼雅は早熟タイプで終わってしまう危険性があるのではないかということです。
 あぁ!の頃などは茶髪でありながらまだ垢抜けていませんでしたが、しかしベースの部分の完成度は既に殆ど出来上がっていて、それが少しずつ今に至るまでにこなれてきたという感じがします。
 一番怖いのは、ケバい路線にいくことです。あと数年で、一気に今後が固まっていくと思われます。
( `.∀´)
 菅谷梨沙子と嗣永桃子はタイプこそ違いますが、やはり良いと思うのは正常な証です。
 菅谷は言うことありませんね。こういうタイプは年をとっても可愛いままでいられるでしょう。
 嗣永はその圧倒的なパフォーマンスに脱帽させられます。天才的なオヤジキラーとでも言いますか、ルックス云々関係なく気づいたら引き込まれてしまう危険性があります。

 うーむ、やはりこうなりましたか。まぁ矢口という前例があるから、リーダーとして仕方ないでしょう。
 そういえば矢口もそうでしたけど、前リーダーが卒業して自身がリーダーになってすぐに発覚というのが、何とも…。
 まぁ藤本はもともとソロでやっていましたし、これからもソロでやっていくに十分な素材であると思いますし、何よりこういったスキャンダルで潰れるタイプでも無いと思うので、今後のソロ活動には期待しています。特にCDを出して欲しいところです。
 娘本体が少し心配になります。高橋が新リーダーということですが、思い切ってガキさんリーダーでも良かったんじゃないかと思います。まとめ役という点ではガキさんは適任かと。
 それにしても、世間からの認知度がますます下がりますね。黄金時代を知る吉澤が卒業し、ソロの知名度があった藤本も去り、と…。「モー娘。」という看板は有名でも、その中身については殆ど知られることのない存在となりますね。もうこれは仕方のないことではありますが。

「2ndハウス」

 これは非常によく出来たバカドラマでした。お色気あり、妄想あり、夫婦ゲンカあり。それらのベースは全て冴えないリーマンで、そんなリーマンが若い娘と出会うところからはじまる恋愛のドラマ。
 磯山さやかは演技の質はともかく可愛く、長野博はジャニーズながらリーマンそのものであり、妻役の今村恵子もハマっていて、キャストは良かったです。妄想レディはやはり一号である津乃村真子が一番可愛かったです。nao.は表情が一定で人工的で…。
 まぁ人生において観るべきかどうかと問われたら、間違いなく観なくても良いドラマであると答えますが、でも十分楽しめたのも事実で、深夜帯らしい特性を持った適度なお色気ドラマとして評価されて良いと思います。
 ★★☆。

「ブラックジャックによろしく」「同 〜涙のがん病棟編〜」

 コミックの方は以前にガン病棟編まで読みました。
 んでこのドラマ。うーん、主人公のアホさ加減が鼻につくというか、こんなバカなヤツ存在しねぇよと終始思ってしまいました。
 生死について馬鹿正直過ぎる主人公、コミックでも若干違和感があったのですが、これが実写ドラマになると何十倍にも増幅されて見えてしまいました。完全なフィクションならまだしも、医療に関する部分は物凄くリアルにみえるものも多く、そのギャップにより主人公の漫画的キャラクタが余計に非現実的に思えてなりませんでした。
 内容そのものは良くできていたと思いますが、上記のことがあるので評価は厳しく
 ★☆☆
とします。

MONSTER HUNTER PORTABLE 2nd 狩猟2日目

 前回エントリ後に少し進めてみましたが、やはり積極的にプレイする気は起きず、かといってダラダラプレイが楽しいゲームというわけでもないので、手放すことにしました。
 んで、無事に落札されました。
 以上。