Category: JRA


桜花賞回顧

 終わってみれば、人気馬2頭で決まったという結果になりました。
 勝ったラインクラフトは、ここ数戦とは違って好位からの競馬。大外からのスタートでしたがゴチャつくこともなくロスなくスムーズに流れに乗れて、結果的には大正解だったと思われます。奇を衒った作戦をとることなく、無理・無駄のない競馬に徹したのが良かったですね。
 対して2着のシーザリオは、中団やや後ろからの競馬。馬郡の捌き方などはさすが吉田稔だといった所ですが、着差を考えれば負けて強しの内容でした。今までは好位抜けだしの競馬ばかりでしたが、こういった馬郡に入れての競馬でもしっかり走る事ができるのは今後に大きなプラスとなるでしょう。オークスでは一番人気になりそうですね。
 3着・4着にデアリングハート、エアメサイアが入って、結果的にはフィリーズレビュー組にシーザリオが割って入った形となりました。
 オレの本命・アンブロワーズは見せ場なく14着。ちょっと敗因がわかりませんが、好位にとりつける事ができなかった時点で厳しかったですね。体重-10kgと、馬体を完璧に作りすぎたの原因でしょうか。長距離輸送は阪神JFの時に経験して問題無かったと思うのですが。
 レコード決着もそうですけど、ラインクラフトとシーザリオは今後も注目に値する馬だと言えそうですね。共に、強かったです。

1000万馬券

 一応触れておきましょう。記念すべき1000万オーバーの馬券となったわけですから。
THE BIGGEST TIME.!! 史上最高の払戻金
 NHKのニュースでも取り上げられていましたね。それだけ1000万という額にニュース性というか誰もが驚いてしまうということでしょうか。
 オレが驚いたのは、的中票数が9票もあったという事です。いくらJRAとはいえ土曜の福島の9レース。それなのにこんな馬券が9票も買われていたとは…。腐ってもJRAということなんでしょうか。
 普通に考えたらこういう馬券は語呂合わせでしか買えないと思いますが、JRAは三連単においてマルチという買い方を用意していますから、それによる効果ってのも結構大きそうですね。
 JRAの今年のCMキャッチフレーズは「BIG TIME」ということで、三連単の高額配当による競馬の宝くじ的な楽しみ方をアピールしているのですが、春のGIシリーズを前にした良いタイミングで大きな話題ができましたね。
 惜しいのは、JRAが三連単の発売を後半4レースに限定をしていること。三連単の発売が開始されてもう半年も経つのですから、いい加減データは採れているでしょうに。売り上げの少ない地方競馬でさえ1レースから三連単を発売して成り立っているのですから、JRAだけ後半4レースという限定はオカシイんですよね。何とかして欲しいところです。

桜花賞前日予想

 うーん、毎年の事ながら今年は特に混戦模様です。
 ◎アンブロワーズ
 ○ラインクラフト
 ▲シーザリオ
 前日オッズでは1番人気に推されたラインクラフト。確かに実績からすれば当然なんですが、どうもオレの中でのこの馬は、2歳時の完成度の高さから阪神JFを勝っているべき馬であり、それが僅差であれ負けたというのがどうにも引っ掛かるんですよね。後方からレースを進めて末脚を活かすタイプなだけに、展開によって取りこぼす可能性が割と高いんじゃないかと。
 無敗で駒を進めてきたシーザリオ。確かに牡馬相手でも勝っていたりと底知れぬ強さに対する魅力はありますけど、それは弱さを見せていない分どこかに脆さを内包しているかもしれないという不安材料でもあるんですよね。だからあっさり勝たれても不思議では無いんですけど、本命にはしづらく単穴としました。
 本命にしたアンブロワーズは、現時点で穴が少ないという点を評価しました。決め手に欠けるタイプではありますが、器用さと安定性は3歳牝馬としては抜けています。消極的な本命推奨なので自信はありませんが、大崩れは無いと思います。
 前売りオッズを見ればわかるとおり、単勝・馬連・三連単とも非常に人気が割れています。気まぐれな三歳牝馬ですし、オレは少額で楽しむことにします。或いは買わないかも知れません。

競馬中継MC

 この土日から、地上波競馬中継番組の司会者が変更になりました。
・土曜14:30〜「ウイニング競馬」(TX)
 北野誠、川村ひかる → 水原恵里(TXアナ)、立花優美
 一気に画面が明るくなりました。北野誠のオヤジ色が無くなったので当然ですね。水原恵里は局アナの割には噛みすぎ。立花優美は以前にグリーンチャンネルで番組をやっていたので競馬に対する知識は多少あるかと思いますが、初回ということなのか随分と大人しかったように見えます。ちょっと石川梨華が入っている気も!?
 解説・実況陣は替わらず。
・日曜15:00〜「スーパー競馬」(CX)
 吉田伸男、梅津弥映子(共にCXアナ) → 福原直英(CXアナ)、若槻千夏
 梅津アナの結婚退社に伴い、司会陣が変更されました。後任の福原アナは、海外勤務する前にこの番組を担当していて、競馬に対する知識・情熱は局アナ離れしていてマニアにも定評あり。「今、馬の前で騒いでたバカヤローがいましたね」という名言?も残していたり。若槻千夏は土曜深夜の同局「うまッチ!」という番組のMCをしている流れでの起用ですかね。若槻はwith結成前からグラドルとして見てきましたけど、最近はDQN毒舌キャラが定着してますよね。そんな彼女が競馬番組のMC!?と誰もが思ったと思いますが…今日の放送を見てみたら、キャラを使い分けて普通にMCをこなしていました。声質・滑舌も局アナ顔負けでした。まぁ、慣れてきてからのキャラ出しをどうするかに注目です。
 解説陣は替わらず。「攻めの吉田」こと吉田均(競馬エイト)も相当長いですよね、この番組。15年くらい前から見てますけど、全然老けてないです、この人。
・土曜17:00〜「After Racing Cafe」(グリーンch)
 矢部美穂 → 大石里紗
 矢部美穂が3ヶ月で降板となってしまいました。新しく担当する大石里紗は、イベントコンパニオン・キャンギャルとして結構有名みたいですね。初回の今回は、さすがにかなり緊張しているみたいで、硬かったように見えました。
 変更があったのは以上ですね。まぁ別に、競馬番組キャスターマニアというわけでは無いんですけど…。
 競馬番組のMCって、競馬が好きかどうか・興味を持ってるかどうかがハッキリ見て取れてしまうんですよね。なので、あんまり露骨に興味無さそうな雰囲気の人だと、見てるこっちも盛り下がってしまうのです。番組構成上、競馬初心者というキャラがいるのもアリだとは思いますが、仕事でやっている感が見えてしまう人ならいない方が良いです。

高松宮記念回顧

 ユタカ・マジックが発動してしまった。これではどうしようもない。それがレース後の感想です。
 本命にしたボーラー、好位は好位なんだけど、馬郡の中。これではこの馬は好走しません。揉まれ弱さを露呈してしまいました。ただそれにしても、直線では情けなさ過ぎ。目に見えない疲れとかあったんでしょうか。故障などしてなければ良いのですが。
 プレシャスカフェは出遅れが最後まで響きました。馬郡を捌いて中団には位置できましたが、そこまでのロスは大きかったです。直線でも荒れた内目に入れざるを得なく…踏ん張りましたが、勝ち馬との差は決定的でした。

高松宮記念

 春GI開幕! 高松宮記念MakoX予想。
 ◎メイショウボーラー
 ○プレシャスカフェ
 このレース、絞れることは絞れるのですが、絞った後の本命馬決定が非常に難しいですね。一番穴が無いのはプレシャスカフェだと思うんですが、絶対的なスピード持続力を持つボーラーに期待してしまいます。
 買い目としては、この2頭の馬連とワイド一点を本線として、後は遊びで三着を穴狙いにした3連単で良いのでは無いでしょうか。

岡部騎手引退セレモニー

 は見てきませんでした。当日(3/20)、中山競馬場には行ったんですけれども。
 この日の中山競馬場は岡部騎手引退一色で、ある種異様なムードでした。来場者も通常の開催日曜と比べたら、だいぶ多かったように感じました。連休ということもあり、家族連れも多かったですが。
 ユタカやアンカツが大した有力馬もいないのにわざわざこっちに乗りに来ていたのは、岡部引退を祝う為に駆け付けたということでしょうね。
 3万枚限定の引退記念入場券は無事GET。まぁ、だからどうしたというレベルのものではありますが。この券を使ったプレゼント抽選はハズレ。一緒に行った友人はオリジナルDVDが当たっていました。
050320_1108~01.jpg

亀ちゃん(亀谷敬正)

 どういった経緯でかは忘れたのですが、以前にはてなダイアリーのキーワード説明ページにて、キーワード「亀ちゃん」の項を見ました。
はてなダイアリー – 亀ちゃんとは
 「亀ちゃん」という単語がキーワード化されていることにまず驚きました。んで、上記ページにおいて、まぁ娘の亀井絵里が挙げられているのはわかるんですけど、3番目に亀谷敬正が挙げられているのに物凄く驚きました。

競馬予想TV、血統ビームなどで知られる競馬予想家・亀谷敬正の愛称。主に見栄晴がこう呼ぶ。

 競馬予想TVにおいて、確かに見栄晴が時々こう呼んでいますが、頻度はそんなに高く無いと思うのですが、そこを拾ってきたとは…。はてなキーワード、恐るべし。ちなみに見栄晴は、「亀ちゃん」「亀谷」「亀谷くん」と複数の呼び方をしています。
 この亀谷氏、競馬予想の世界では異端児扱いされている感がありますが、オレはこの人の予想スタイルを評価してます。客観的なデータを主眼とした予想方法としては、極めて穴が少なく、理想型に近いのではないかと思うのです。各競走馬の過去レースの内容を指数化した上で、対象レースの過去データを分析し傾向を出し、それに沿った血統と指数から勝ち馬を導き出すという予想方法で、客観的データである指数(ランク)と血統傾向を組み合わせている点と、過去レースの傾向分析がなかなか秀逸であると思わせる点が評価できるのです。
 ちなみに、競馬予想における過去レース内容・競走馬の能力の指数化というのは、何らかのデータを元にしてそれから指数を算出する、要は数学的・統計学的な手法です。入力データは予想法によって様々で、競馬に関するあらゆるデータが対象と言って良いでしょう。指数を弾き出すアルゴリズム部分の核心の部分は企業秘密というかブラックボックスになっている場合が殆どなので、どこかしら胡散臭さは隠せないんですが、主観的に見がちな競馬において客観的なデータが持つ意味というのは結構大きいと思うんですよね。なので、鵜呑みにすることは危険ですけど、一つの参考データとしては使えると思ってます。

岡部騎手引退

 馬券的にはさほどお世話になった記憶が無く、オレが本格的に競馬を始めた頃は既に衰えが囁かれてきた頃だったりするのですが、それでも一騎手として競馬界に与えた影響は相当に大きいものがありますから、一応挙げておきます。
岡部 幸雄騎手の引退について(JRAのお知らせ)
ありがとう 岡部幸雄(JRA特設サイト)
 JRA公式で特設サイトまで出来てしまうとは、驚きです。まぁそれよりも驚きなのは、岡部という個人名を冠したレースまで行ってしまうことでしょう。予定されていた既存のレースの名前を変更するだけですけど、JRA的には結構思い切った施策なんじゃないですかね。

藤田騎手一ヶ月間騎乗見合わせ

藤田1カ月騎乗見合わせ

2月12日にJRA通算1100勝を達成したばかりの藤田伸二騎手(33)=栗東・フリー、写真=が今週末以降、約1カ月にわたって騎乗を見合わせることになった。
 同騎手は昨年の2回札幌8日目に落馬して右鎖骨を骨折。その箇所に再治療が必要となったため、札幌市内の病院に入院することになったため、騎乗を控えることになった。

 正直、藤田騎手が一ヶ月間もいなくなるというのは、馬券検討的にも痛いですね。西の番長もケガには勝てないといったところなのでしょうか。
 一方、
岡部騎手は今週も騎乗見合わせ

岡部幸雄騎手(56)は、今週の開催も騎乗を見合わせることになった。同騎手は寒さの影響で本調子を欠き、中山開幕週の騎乗を自重している。

 お歳を召したE爺には寒さが堪えるようですね。神経痛とかそんな感じなんでしょうか…。それでも引退しないE爺は凄いです。