勝間氏の著作は、どれもタイトル・サブタイトルの付け方がうまいですね。「年収10倍アップ」といったありがちですが惹かれるものであったり、「自分をグーグル化」といった意味不明ながらも凄そうなものであったり。この本もサブタイトルが「人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか」と、なんか今風なキャッチコピーとなっています。
まぁタイトルのキャッチーさだけで売れ続けることも出来ないでしょうから、それぞれの著作に中身はあるのだと思いますが、自己啓発系、ハウトゥー系を沢山出す著者って個人的にはあんまり好きじゃないので、勝間氏に対してもそれほど良い印象は無かったです。
本書では読書を全肯定しており、その点は読んでいて非常に気持ちよかったです。ただし「読む」ことの他に「書く(出版する)」「売る(書店・出版社)」についても多くページが割かれており、読書進化論というタイトルが少々ミスマッチなのではないかと思いました。
あとは勝間氏の他の著作の宣伝的な内容であったり、勝間ファンのエピソードであったりという感じで、まぁこんなもんかなと。マーケティングを得意とする氏らしいといえばらしいですね。
Category: BOOK
東池袋住人なら読んでおくべきだろうとか思いまして読んでみました。週末になると、確かにカートをごろごろさせる腐女子が沢山いるわけで、こいつらって何なんだろう的な興味もありまして。
ただ、オレが期待していた内容ではなかったです。もう少し現地での取材を濃くして個別の実態というのを深く掘り下げているようなのを期待していたのですが、本書は新書らしく社会的な取り扱いがメインとなっています。
腐女子そのものではなく、その前後や周辺の関係性を「世代」「格差」「物語」「女性性」「ライフスタイル」といった要素から取り扱っていているのですが、正直どれももう一歩の踏み込みが足りない感じです。
文章のスタイルも他の書籍からの引用が多く、それをうまく組み合わせて作者の主張を代弁するようになっているのですが、もう少し引用を少なくするなりして作者の主張をシンプルにしたほうが良かったのではと思います。
「頭がいい人、悪い人の話し方」となっていますが、中身は「悪い人」についての具体的な例を挙げてのもの。ベストセラーになったようで、確かに文章は平易で読みやすくて、また例も身近にいることが容易に想像できるものが多く、その点でわかりやすかったです。
ただまぁ、具体例のわかりやすさと比べると、その後の考察や対策がやけに淡白で、全体的にあっさりとしています。読んでいる時はスラスラ読めますが、読み終わったあとの重みとかが全然ないですね。
ベストセラーということですが、読んですぐに売る人も多そうだから、さぞブックオフに沢山並んでるんだろうなぁなどと考えてしまいます。
いままでは忘れた頃に数ヶ月分の読書録を載せていましたが、あれだと表にするのがやや面倒なので、これからは一冊ずつ扱ってみます。
エントリのタイトルは作者名と本のタイトル、それと評点(★3つ満点)です。文中リンクは面倒なのでamazonで。
( `.∀´)
この作者の写真家としての仕事ぶりは殆ど知らないのですが、雑誌「デジタルフォト」の担当コーナーの文体(と写真)が結構好きだったりします。なので文庫の題材がスナップということもあり、まぁ読んでみるかと。
技術的な話は多くなくて、心得的なものが中心。そして写真の歴史や本質に迫る部分もあり、文章量はそれほど多くはないものの中身はかなり詰まっています。
一番印象的だったのは、「写真は信念を持って発表し、また発表したら責任をもて」というところ。これは肖像権が絡みトラブルになりやすいスナップにとっては特に重要であり、作者も強めに主張しています。実際に本書でそういったスナップを掲載しているので、まぁ主張の説得力はありますね。
9月も結構読書に時間が割けました。
1 | 天才アラーキー 写真ノ方法 | 荒木 経惟 | 集英社 | 新書 | ★★ |
2 | 「勝ち抜く大人」の勉強法 | 中山 治 | 洋泉社 | 新書 | ★★ |
3 | 自転車で痩せた人 | 高千穂 遙 | 日本放送出版協会 | 新書 | ★★ |
4 | ぺダリスト宣言!―40歳からの自転車快楽主義 | 斎藤 純 | 日本放送出版協会 | 単行本 | ★★ |
5 | 蹴りたい背中 | 綿矢 りさ | 河出書房新社 | 文庫 | ★★ |
6 | 手にとるように幕末・維新がわかる本 | 岸 祐二 | かんき出版 | 単行本(ソフトカバー) | ★★ |
1は、アラーキーの本。ダベっているのをそのまま本にした感じで、しかも基本がおちゃらけた感じなので、なかなか読みづらかったです。ですが所々にアラーキーらしい表現による写真の本質のようなものがあって、そのあたりはなかなか参考になりました。
2は、いわゆる勉強法の啓発本。2001年刊行でちょっと古いかも。
日本人はオカルト的要素が思考の中に入り込んでいるのが問題という点が強調されていて、その点はよく理解できましたが、それ以外の多くの項目はよくあるこの種の本と大差ありませんでした。
3は、いわゆる自転車のススメ的な本。作家だけあって非常に読みやすい文体で、一気に読んでしまいました。
タイトルほどダイエット的要素を前面に出した内容ではなく、かといって自転車マニア的な内容でもなく、あくまで一般人的見地から書かれています。著者は週4日、毎回2時間以上のトレーニングをやっているそうですが、それを押しつけたり強調することはなく、様々な自転車の楽しみ方に触れています。
全体的なまとまりが薄い感じではありますが、自転車に関するエピソード集と捉えることもでき、なかなか楽しめました。
4も、自転車のススメ的な本。ですが高千穂さんのに比べると、こちらは少々かたい感じの本で、自転車やロードレースの歴史とかエコの面からの自転車利用など、扱われている内容も広範囲なものでした。
やや気になったのは、こちらは目線が少々上から書かれているような感じがしたところで、特に「○○なやつはバカ」といった感じのことが皮肉られて書かれており、またそれが狭いポイントのものであったりして、あまり気分のいいものではありませんでした。
単なる入門本・啓蒙本ではなく、一冊の本として志を高く持ち文化的な部分や環境問題も取り扱い、内容を充実させた感じは理解できるのですが、もう少し柔らかくても良かったのではないかと思いました。
採点は星2つですが、実質1.5点くらいになります。
5は、作品よりも作者の方が話題になった感のある作品。確かにアイドル的要素のある作家ってなかなかいないですからね。
内容の方は結構暗めで、クラスのなかの孤独だとかサディスティックな衝動だとかが描かれているわけですが、割と淡々とした感じですね。時折あらわれる極めてソフトなエロ要素とか、変わり者の二人のやりとりがどこかコミカルであるところなどから、全体として陰鬱さがそれほどなく、読みやすかったです。
それにしても、作品の内容は別にしても「蹴りたい背中」というネーミングセンスは秀逸だと思います。
6は、松本清張の時代小説を少し読んで、幕末維新への興味が軽くわいてきた時に本屋で遭遇したため、購入。ペリー来航から西南戦争まで、見開き1ページで一つの項目が簡潔にまとめられていて、読みやすかったです。
幕末維新は非常に短期間の間に事態が二転三転し、なおかつ戦国時代のように思想目標が単一ではなく複数入り交じっていてなかなかわかりづらいわけですが、この本は事象の連続性を消さずに見開きで区切って説明されており、全体像の把握という点で非常に参考になりました。これをベースにしてより細かいものを読んでいけば良いわけですね。
オレは桜田門外の変以後あたりから大政奉還あたりまでのイベント、例えば尊皇攘夷派の勢いだとか長州征伐のあたりは、知識として殆ど持ってなかったので、その点だけでもなかなか有益な読書となった感があります。
7月と8月の読書録になります。結構時間を割けました。
1 | 戦後史 | 中村 政則 | 岩波書店 | 新書 | ★★ |
2 | 或る「小倉日記」伝 | 松本 清張 | 新潮社 | 文庫 | ★★ |
3 | 黒地の絵 | 松本 清張 | 新潮社 | 文庫 | ★★★ |
4 | 西郷札 | 松本 清張 | 新潮社 | 文庫 | ★★ |
5 | 悪徳商法 あなたもすでに騙されている | 大山 真人 | 文藝春秋 | 新書 | ★★ |
6 | 金閣寺 | 三島 由紀夫 | 新潮社 | 文庫 | ★★ |
7 | オタクはすでに死んでいる | 岡田斗司夫 | 新潮社 | 新書 | ★★ |
8 | 私説・日本合戦譚 新装版 | 松本 清張 | 文藝春秋 | 文庫 | ★★★ |
9 | 義母・綾香 童貞レッスン(マドンナメイト文庫) | 真島 雄二 | 二見書房 | 文庫 | ★ |
1は、新書にしては珍しく300ページ越えの厚みで、一個一個の解説はさすがに駆け足な部分もありますが、それでも戦後60年間についての教科書としては手頃で、特にオレが生まれる前の日米安保や高度経済成長の項は興味深く読めました。
2は、新潮文庫の松本清張傑作短編集の第一集。とりあえず清張作品の入りとしては間違いないだろうと思い、読みました。
松本清張というとどうしても社会派推理小説というイメージがありますが、これは良い意味でそれを裏切られた感じがします。短編なのでどれも苦無く読めましたが、いわゆるオチの部分が淡々としたものが多く、少なくともハッピーエンドや逆転劇などは全くありませんでした。この点も良い意味で拍子抜けしました。
突き抜けるような面白さなどはありませんが、短編ということもあり、たまに読み返してみたくなる魅力はありますね。
3は清張短編の現代小説全7編、どれも面白かったですが、特に「真贋の森」「紙の牙」「空白の意匠」あたりが良かったです。「紙の牙」の終盤なんかは、清張を殆ど読んでいないオレが言うのもアレですが、清張の作品らしい展開で楽しめました。「空白の意匠」のラストもシンプルで意外でした。
これらの作品が書かれた頃の社会の縮図が随所に盛り込まれていて、それは今でも陳腐化されていないものが殆どで、今とは時代が違うと思いつつもそれほど違和感なく読んでいけますね。
4は傑作短編集の3巻で時代小説。オレは今まで時代小説というのをあまり読んでなく、これを読む前に「読みづらいのかな」と思っていましたが、いざ読んでみたら現代小説と差はなく、むしろ江戸初期から幕末、維新後が舞台となる物語にハマってしまいました。
短編ということでいずれの作品もテーマが明確であるから読みやすく、時代ものらしい主従関係から、現代とも共通する人間社会らしいものなど、幅広いながらもそれぞれシンプルで、非常に楽しめました。
5は、タイトル通り、いわゆる悪徳商法について書かれたもの。
2003年の本なので最近のネット全盛の詐欺や振り込み詐欺についての記述はありませんが、それでも古典的なものから裏金融まで一通り扱われていて、またそれぞれが非常にわかりやすく書かれており、最後まで飽きずに読み進めました。
最近頭のキレがなくなってきた両親にも読んでもらおうと思っています。
6はオレにとって初の三島作品。「31歳の鬼才三島が全青春の決算として告白体の名文に綴った不朽の金字塔。」という新潮の紹介文に惹かれ、購入し読み始めました。
確かに、文章は凄いですね。読み始めてすぐに「鮮度の落ちた現実、半ば腐臭を放つ現実が」という部分でこれは凄いと思いました。
ただ、内容があまりに主人公の内的世界の語りに偏っており、それを全部理解することは一読した限りではできませんでした。オレの読解力の問題とも思いますが、これはなかなか難しいでしょう。恥ずかしながら、主題もあまり掴めていないかも知れません。
なので全てを楽しめたとは思えませんが、文章表現の凄さは味わえ、それだけでも読んだ価値はあったと思います。
7は、何年か前からオレが持っている「アキバ系オタク」などというものに対する違和感と、この本の言うところの「オタクは死んでいる」という部分に、何か同じものがあるのかもと気になってブックオフで購入したもの。ちなみに作者の岡田斗司夫氏に関しては、オタキングと呼ばれていることと「いつまでもデブと思うな」が売れているようだな、といった程度の認識。
終始興味を持って読めましたが、読後に残るものはそれほど無かったです。まぁそうなのかなぁという感じだけが残りました。
8は文句なく面白かったです。新装版ということで手に取る機会を得たわけですが、もっと早くから、それこそ歴史とかに興味を持ち始めた小学高学年〜中学時代に読んでおけば良かったと、そう思わせる面白さがありました。
戦国時代を中心に9つの合戦が書かれていますが、特に「関ヶ原の戦」がよかったです。天下分け目の決戦らしいボリューム感もさることながら、秀吉末期から続く諸将の政治的思惑にも触れ、東軍と西軍の差につなげています。このあたりに清張らしさが感じられました。
9はカバーイラストに惹かれた部分もあり、購入。しかし内容はイマイチで、特に主人公の行動があまりに稚拙で動機も不明瞭で感情移入しづらく、また相手の義母の感情変化のくだりも説明が不足していました。エロいシーンの描写もワンパターンであり、長編の割に読み応えがありませんでした。
6月つーか、2〜6月の読書録みたいなもんですが…。
1 | 考えないヒト – ケータイ依存で退化した日本人 | 正高 信男 | 中央公論新社 | 新書 | ★★ |
2 | セミプロをめざす人のAF一眼レフ自由自在 | 森村 進 | 毎日新聞 | 単行本 | ★★ |
3 | 28歳からのリアル | 人生戦略会議 | WAVE出版 | 単行本 | ★ |
1は、近年の日本人の退化をケータイ文化を絡めて書かれたもので、全体的に平易で読みやすかったです。家庭環境や地域環境の変化からコミュニケーション論、生物学的見地など、色々な要素をうまく絡めてまとめた印象です。
2は、ヤフオクで写真関連の本を漁っていたところ、そこそこ本格的っぽくて激安だったので落札。15年以上も前の本。
最新のディジタル一眼レフはこの頃に確率されたAF一眼レフと基本は変わらないので、メカニズム的な部分の解説は参考になりました。同時に、フィルムカメラにも興味がわいてきているので、直接的に参考になる部分もあり。
ただカメラの構造ではなく写真撮影という点では、参考になる内容はそれほどありませんでした。また全体的に解説が飛び飛びになっている印象もあり、少々読みづらかったです。
3は、ブックオフで立ち読みしたときはそこそこ面白そうな内容かなと思ったんですが、実際読んでみたらひどいものでした。
自己啓発、ハウトゥー、Tips集、読み物、いずれとしても面白くなかったです。紋切り型の文章の割に説得力がなく、また分野も偏っていました。
1 | 集中力 | 谷川 浩司 | 角川書店 | 新書 | ★★ |
2 | 暮らしのコツ事典444 | 日本博学倶楽部 | PHP研究所 | 文庫 | ★ |
3 | 3時間熟睡法 眠りのリズムを身につける! | 大石健一 | かんき出版 | 単行本(ソフトカバー) | ★★ |
4 | いきなり上手くなる!プロのデジカメ写真術 | 齋藤 清貴 | 草思社 | 単行本 | ★ |
5 | さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 | 山田 真哉 | 光文社 | 新書 | ★★ |
6 | イケない女教師 僕の好きな先生 | 橘 真児 | 竹書房 | 文庫 | ★★★ |
7 | デジタル「写真の学校」 | 東京写真学園 | 雷鳥社 | 単行本 | ★★★ |
1ですが、オレは棋士の中では谷川浩司が一番好きで、しかも「集中力」なんてタイトルがついてるもんですから、読まずにはいられませんでした。
内容としては谷川氏の自伝的内容や棋界の出来事を中心として、そこから一般論的な結論を導き出している感じで、文章が平易でわかりやすく、また説得力も結構有りました。
ただ、タイトルの「集中力」に関する本かと問われると、ちょっと違うんじゃないかなという気もします。もっと一般的で広範囲な話題が盛り込まれており、谷川流勝負論、人生論としたほうがしっくりきますね。
2は、ありがちな雑学・暮らしのコツ系の暇つぶし本。何か役に立つTipsでもあるかと思って通勤の暇つぶしに読みましたが、イマイチでした。これは使えるというものも特になく。
3はタイトル通り、3時間睡眠のススメ的な本。ただし実践方法の紹介は少なめで、短時間睡眠の利点や長時間睡眠の弊害といった部分の記述が主となっています。
短眠の導入本としては一応必要な事項を網羅していると思いますが、科学的根拠にかける説明が見受けられ、正直説得力に欠ける部分もありました。
ですが確かに短眠がもたらす時間的余裕は侮れないものであり、実践するに十分な魅力はあるのではないかと思いました。
4は、撮影ジャンル毎の教科書的なものではなくて、写真を撮るということについての作者からのヒントや作者の姿勢を作例と併せて述べられたもの。
正直、内容は薄いですね。作例もそんなにいいなと思ったのが無かったですし。残念ながらタイトル負けしているように思いました。
5のかなり売れた新書を今更ながら読んでみました。
説明が丁寧で、また章ごとの例も身近かつシンプルなもので、全体として非常にわかりやすく取っつきやすい内容になっていますね。この本を読んでいきなり決算書を読めるようにはなりませんが、会計とはどういうものなのかをざっくりと理解することはできます。
会計や経済は多くの人が興味を持ちつつも難しくて辟易するもので、だからこそこの本が売れたんでしょうね。もっともっとこういう本が出ても良いと思います。
6は官能小説でありながら、意外な設定と物語進行で、非常に楽しめました。エロの部分もエロ過ぎることなく必要十分で良かったです。「官能小説ってただエロいだけなんでしょ?」と思われている方に読んでいただきたいですね。
最後に7の写真本。これまで写真の入門本は何冊か読んできましたが、その中では本書が群を抜いて読みやすく、また為になりました。必要なポイントに絞って書かれていて、どのページも無駄がないですね。本来こういう本は読書録には含むべきでは無いのかも知れませんが、非常に参考になった良書として記録を残しておかずにはいられません。
既に新年な気分も無くなってきていますが、毎年ぐだぐだになりがちな趣味の分野について、幾つか目標などを示しておきたいと思います。
[ゲーム]
消化率を上げるの一言に尽きます。2007年はまずまずの消化率でしたが、所々ぐだぐだ(買っても未開封or大してやらない)でしたので、2008年はしっかりとゲーム一本一本に向き合いたいなと思います。
積みゲーをしないようにするというのがまずは一番の目標になります。
ただ、面白いと思えないゲームを渋々とやり続けたりするのはナンセンスですから、面白いかつまらないかの明確な判断をしっかりとする必要もありますね。ゲームとしての完成度が極端に低いゲームは最近は殆どありませんから、完成度そのものよりも単純に自分が好きかどうかを重視する方向で。
[写真]
まずは1ヶ月に500枚、1年で6000枚を目標値に設定します。1万ショットが理想目標ラインかな。
物欲が落ち着き熱が冷めてからが勝負になりますね。
写真は撮影枚数という具体的な数値が出ますので、これを目安にしようと思います。
500枚という数値ですが、デジタルカメラはフィルムカメラと違ってとにかく枚数を撮るものなんで、数値自体は十分実現可能であります。
ただし、そこからの選別作業が非常に重要かつ手間になります。500枚のうち、残るのは20〜100枚位でしょうか。1/10が一つの目安ですね。
枚数のカウントは、選別前の純粋なショット数(画像ファイルのシリアル番号)をカウント対象とします。
選別に残った画像については、日記やオンラインアルバムに積極的に公開することとします。こうして発表することで、自分を奮い立たせるという効果を狙います。ですので「この写真いいな」と思ったら、コメントでも入れてくれると嬉しいですw
被写体については、特にコレというものは決めていません。風景からお姉ちゃんまで、自分の興味のおもむくままに撮っていきます。
[読書]
10冊/3ヶ月 を目標値とします。
月によって全く読まない月もあれば結構読む月もあり、また年単位だと把握できなくなりますので、若干中途半端ですが3ヶ月で設定しました。
カウントする本の種類は、雑誌とマンガ以外は何でもokとします。文芸書かどうかには拘りません。趣味の本でも専門書でもok。
まずは積みまくっている、文庫と新書を消化していかねば…。
[PC関係]
2007年の総括にも書きましたが、今年はメインPCの組み替えは行わないつもりです。サブPCについてはわかりません。物欲でいってしまうかも。
キャプチャについても現行のスタイルを崩すつもりはありません。HD環境は2009年からでいいかなと。思いっきり安くなってくれれば考えます。
サイズの大きな液晶モニタが大分安くなってきたんで、写真の閲覧とゲーム(360含む)用途で結構欲しくはなってきています。ただ置き場所等の問題もクリアしないといけないので、今すぐは無いですね。
あとこれは間違いなく買っても挫折することが目に見えているのですが、DTMをやりたいなというのはあります。初音ミクの影響も少なからずありますし、迫力あるMIDI環境をもう一度得たいなというのもありまして。
まぁ物欲と懐事情次第ですかね。
[運動]
運動は趣味ではありませんが、運動不足解消の為…、
・ウォーキング
・自転車
・水泳
これらをコンスタントにやらねばと思っています。具体的な数値はわからないので挙げられません。
自転車についてはメリダを実家から持ってきましたし、水泳は近所に区営のものがあることがわかったので、環境的には実現可能です。
[その他]
あまり具体的なことは考えていないのですが、夏頃を目安にバイクの免許を取りたいなと実は思っています。当然ながらお金も環境も必要なのでどうなるか不明ですので、現時点では願望程度のものになります。
( `.∀´)
今年はいよいよ大台に乗りますので、少しずつでも人間的にだらしない部分を改善していければなと思ったり思わなかったりしてます。
1 | テレビの嘘を見破る | 今野 勉 | 新潮社 | 新書 | ★ |
2 | 人間における勝負の研究―さわやかに勝ちたい人へ | 米長 邦雄 | 祥伝社 | 文庫 | ★★ |
3 | 睡眠の技術―今日からぐっすり眠れる本 | 井上 昌次郎 | ベストセラーズ | 単行本(ソフトカバー) | ★ |
4 | 初めての女性―少年と五人の誘惑 | 藤原 創 | フランス書院 | 文庫 | ★★ |
12月のというか、2007年の5月〜12月のものになります。まともに読んでなかったですね。
1は、ちょうど「あるある」騒動の頃に読み始めたもの。最初は興味を持って読んだが、次第に読み進めるのが億劫になり、読了までにかなりの時間を要してしまいました。
制作者としてドキュメンタリの方法論にかなりのページが割かれており、正直タイトルほどのインパクトはなく地味で淡々とした内容。事例を挙げるも結論は後でというスタイルで、変に難しくしている印象。
2は、勝負論を軸として人生論、男性論まで及んでいますが、氏独特の感覚からの記述は読んでいて面白くまた参考にもなり得るもので、文章も平易で読みやすく、作家としての米長氏はなかなかだなと感心しました。
タイトルはかなり大袈裟ですがw
3は、「今日からぐっすり眠れる本」という副題をよくもまぁ付けたなぁと思わずにはいられませんでした。学問的にも生活の知恵的にも内容として薄く浅いもので、中途半端な感じが強く残りました。
4は、非常に楽しめました。妄想激しく変態志向のある男子高校生が、周りの女性達に手ほどきをうけ童貞を失い、最後は憧れの姉と結ばれるというもの。
オムニバス形式ではないのですが、登場女性が主婦・従姉・エロギャル・女教師・清純姉と明確にキャラ分けされており、一作で色々楽しめるのがいいですね。
セックスの描写がいかにも官能小説というかやや古くささを感じるものですが、許容範囲といえます。